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2019上海モーターショー が開幕! | Nanaco Geekly News 2019.04.17

2019/04/17

 

MC: Shun Tanaka@Nanaco

デザイン:柳華惠@Nanaco

 

聴けば、見えてくる!7つの話題でお届けするCHINA Geekly Insight。微信公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。

 

4月16日に幕を開けた「上海モーターショー2019(第18回上海国際自動車工業展覧会、Auto Shanghai2019)」。16、17日のプレスデーを経て、18、19日はビジネスデー。一般公開は20日から25日までを予定しています。中国の新車販売台数が年間ベースで28年ぶりに前年割れとなるなかでの開催ともあって、内外から熱い視線が注がれています。第18回目の開催を迎えた今回は「共に創る・素晴らしい生活」がテーマ。総展示面積は36万平方メートルで、中国内外の企業1,000社余りが出展しています。中国国内メーカーの存在感も年々高まっており、吉利(ジーリー)の「GE11」、広州汽車の「AiON.S」等、航続距離500キロ超えを実現した新エネルギー車が登場し、注目を浴びています。なお、特筆すべきは、今回初めて「未来の移動交通ゾーン」(未来出行、Future Mobility)と称した展示エリアが設けられたことです。新エネルギー、IoV、自動運転ソリューション、レーザーレーダー、チップ、高精度測位、地図など、「業界の枠を超えて融合する分野」の網羅をコンセプトとしています。

 

 

お花見・行楽シーズンを迎えるなか、「漢服ブーム」到来の兆しを見せています。「チャイナ・ネット」等オンラインメディアが報じたところによると、故宮や北海といった景勝地に限らず、都市内の公園でも仙女のような漢服に身を包んだ若者が花見を楽しむ姿が散見されるようになっています。以前は漢服の裁断ができる裁縫店が少なく、たやすく入手することができなかった漢服。それが、いまやECショップでもさまざまな価格帯の商品が扱われるようになりました。一方、京都等で浸透している和服の着付けサービス等をヒントに、漢服体験店を中国の観光地で開業するケースも目立ってきました。1日のレンタル料金は約300元。髪のセットを含め、30分ほどでメイクアップを行い、フォトスタジオで撮影するコースもあり好評です。ただ、伝統文化に対する関心が高まりを見せるものの、祭日の正装として普及するまでには、まだまだ長い時間がかかりそうです。

 

「第9回北京映画祭」が4月13日にスタートし、20日まで開催されています。日本映画についても、コンペティション部門にあたる「天壇奨」にノミネートした『半世界』をはじめ、数々の話題作が上映されています。『半世界』は2018年第31回東京国際映画祭コンペティション部門観客賞の受賞作品で、 『大鹿村騒動記』や『北のカナリアたち』などで知られる阪本順治がメガホンをとった傑作。 元SMAP稲垣吾郎が主演を務めています。そのほか、故・黒澤明監督や氏の影響を受けた名作、さらには細田守監督の特集として『時をかける少女』から最新作の『未来のミライ』(2018)までの代表作が上映されるなど注目を集めています。

 

総延長1837キロ、年間輸送量2億トン、設計速度120キロ――そんな一度に建設される重積載鉄道としては世界最長、最速、最大(輸送量)のスケールを誇る「蒙華鉄道」が今年末の開通を目指して建設が進んでいます。蒙華鉄道は内モンゴル自治区から陝西省山西省河南省湖北省湖南省江西省の七省・区を経由して江西省吉安市までを結ぶ鉄道で、その建設は国家重点プロジェクトの一つとして位置づけられています。特筆すべきは管轄区間内の100か所以上の現場でインターネットとクラウドプラットフォーム技術を活用し、3,000人に及ぶ労働者の管理が行われていることです。全線で構築された「スマート建設現場一体化プラットフォーム」では、作業員は現場に入る際にQRコードをスキャンして業務時間を記録。一方、安全検査を担当するスタッフは問題の発見後、即座に画像や文書、および処理の意見書をプラットフォームに直接アップロードします。管理者はスマートフォンのアプリからリアルタイムで事務作業ができる仕組みになっています。

少ない投資で安定的に多い量を生産できる稲の品種、「グリーン・スーパー稲(CSR)」をアフリカやアジア等の資源が不足した地域で栽培を行うプロジェクトが実施されて11年。この間、収穫増産等の恩恵を受けた国は18か国、面積にして612万ヘクタールに及ぶことが報道で明らかにされました。収入増に結びついた農家は160万世帯に及ぶと報じられています。このプロジェクトは中国人科学者が主導。農薬と化学肥料をほとんど与える必要がなく、干ばつや塩分に強いなどの特徴をもった新品種78種を18か国の26の研究機関に向けて広めていったものです。

中国のリサーチ会社「易観国際(Analysis International)」が発表した「中国モバイルゲームユーザー専門分析2019」によると、2018年の市場規模は1,601億8000万元で成長率は11.7%、21年には2,182億7,000万元に達すると予測されています。ただ、19年2月のデータでは、MOBA(Multiplayer Online Battle Arena)がジャンル全体を占める割合は昨年の26.06%から14.05%に減少しています。結果として、MOBAで98%のシェアを占めていたテンセントの人気ゲーム「王者栄耀(honour of kings)」のシェアも低下し、「刺激戦場」といった新たなゲームが存在感を高めることになりました。なお、MOBAに代わって最も人気があるゲームのジャンルとなったのはカードゲームで、全体に占めるシェアは23.06%まで上昇しています。また、動画共有SNSやシンプルなゲームが現在の人気トレンドといえそうです。

 

中国のスマートフォンメーカーが新機種を続々と発表しています。ファーウェイが10倍ハイブリッドズームのカメラを搭載した「P30 Pro」を発表すると、OPPOも「OPPO Reno」を発表、欧州市場では5G対応のデバイスとして先駆的な役割を担うことになりそうです。「OPPO Reno」では最新のColor OS 6が使用され、狭く薄いスマホボディに4800万画素というソニーの積層型CMOSセンサー「IMX586」を搭載しています。ノッチもパンチホールも見当たらない外観は斬新で、格納していたフロントカメラがわずか0.8秒で斜め向きにポップアップして現れます。なお、こうした高機能カメラを売りとする新機種の登場やミラーレス一眼に押され、一眼レフの販売縮小が激しいことが報じられています。市場レポートによると、2016年3月のレンズ交換型デジタルカメラの販売金額を100とすると、一眼レフの販売金額の減少幅は6割以上に及んでいます。

 

TO GO | 読書人の“HONKAI”を遂げるブックカフェ7選

近頃中国で流行っているリアル書店は、“ブックカフェ”の形態をとった複合的な多機能空間となっているのが相場です。中国語の書籍を買うことなどまずないと思っている方も、ぜひ足を運ばれることをお勧めします。ちなみに、明日13日(土)は日本の「喫茶店記念日」、そして23日は「世界図書デー」(※)が控えています。カフェと書籍を伴侶に“ブックカフェ”でデジタル社会の疲れを癒やしてみてはいかがでしょうか。

 

住所:朝陽区南三里屯路通盈中心1-13A

電話:010-56143971

営業時間:10:00-22:00

店名は「設」の漢字が由来。書籍のほかにも幾多のクリエイティブな商品を扱っている。作家のサイン会や音楽イベントも頻繁に実施。

 

北京市朝阳区南三里屯路通盈中心1楼

 

住所:上海呉中路1588号愛琴海購物公園7F

営業時間:10:00-22:00

世界的な建築家である安藤忠雄氏が設計したことで知られる。商業施設「愛琴海購物公園」内にあり、圧巻のスペースに多数の書籍を所蔵。

 

上海市闵行区吴中路1588号爱琴海购物公园

 

住所:深セン市宝安区新安街道新湖路99号壱方城3F

電話:0755-23004858

営業時間:10:00-22:00(金、土は22:30まで)

店内に入ると目につくのが1本の木。「深センの夢に想いを馳せる木」だという。無料開放の座席が300。カフェラウンジや親子向け閲覧スペースも充実。

 

 深圳市宝安区新湖路99号壹方城F3

 

住所:天河北路460号沃凱街1F

電話:020-85266647

営業時間:無休

24時間営業で、バックパッカーたちが「止まり木」できるスペースを提供。NHK WORLDがドキュメンタリー番組を組み話題に。

 

广州市天河区天河北路460号沃凯街1层

 

住所:杭州市濱江区江南大道228号星光国際広場F2

営業時間:10:00-22:00

山水画龍井茶、西湖など杭州の自然そのものが設計のコンセプト。鏡つきの天井で、書棚は森の木々を彷彿させる華麗なデザイン。

 

杭州市滨江区江南大道228号星光国际广场F2

 

住所:蘇州市姑蘇区平江路25号

電話:0512-67557912

営業時間:10:00-23:00

店内では絵はがきが販売され、配達日を指定して全国に郵送してもらえるサービスもある。蘇州の特産品である茶菓子や文具類などのグッズも販売。

 

苏州市姑苏区平江路25号

 

住所:大連沙河口区昇平街53号「自由之丘」カフェ店内

電話:0411-84329111

営業時間:12:00-22:00

店内に陳列された小物や絵画、骨董品類が目を引く。極上のコーヒーやスイーツほか飲食メニューも豊富。小型会議室のレンタルサービスも提供。

 

大连市沙河口区升平街53号

※4月13日は日本で「子ども読書の日」と定められている一方、スペインでは「サン・ジョルディの日」と言われ、親しい人に本を贈る記念日とされているそうです。

ユネスコ国際連合教育科学文化機関)がこの日を国際デーに定めた背景には、この日がセルバンテスシェイクスピアなど多くの文筆家の誕生日や命日に当たっていたことも関係しているのでしょうね。

中国で最も“夜更かし”な都市は? | Nanaco Geekly News 2019.04.10

2019/04/10

 

MC: Shun Tanaka@Nanaco

デザイン:柳華惠@Nanaco

 

聴けば、見えてくる!7つの話題でお届けするCHINA Geekly Insight。微信公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。

ビジネス雑誌「YiMagazine」が発表した「中国都市ナイトライフ指数」が最も高いのは深センで、続いて上海、広州、北京、成都重慶という順位でした。このランキングは、夜間のネオンや短編動画アプリTikTokのログイン数、深夜に営業している映画館の数や公共交通がカバーする範囲の広さといった独自の指標をもとに全国337の都市を順位づけたものです。夜間のネオンでは上海が他の都市を凌駕する一方、西安の地下鉄の終電時間が23時45分と遅く、総合でも上位にランクされています。

世界最大級の家電/IT見本市「CES 2019」で世界初の巻き取りテレビを発表したLG電子、あるいはサムスン等、有機発光ダイオード(OLED=オールレッド)の領域でリードしているのが韓国です。しかし、5年後から10年後には中国にトップシェアを譲る可能性が出てきました。人民網が報じたところによると、中国はOLED関連特許件数ですでに韓国を抜いており、スカイワースやコンカ等がオーレッドテレビ市場に参入するなど中国ブランドの躍進が目立っています。報道では韓国特許庁の朴原住長官のコメントを引き合いに出しながら、LCD市場におけるトップシェアの地位が韓国から中国へと移ったのは、LCD関連の特許件数で中国が韓国を抜いてから7年後だったことに触れています。

不動産事業を展開する大連万達グループが中国全土に擁するショッピングセンター「万達広場(ワンダ・プラザ)で「無感決済(無感覚な支払い)」が導入されました。3月30日に万達広場がWeChat Pay(微信支付)と丙晟(ビンシェン/bing3 sheng4)科技が合同で発表したところによると、全国で283か所ある「万達広場(ワンダ・プラザ)」では、今後、任意のWeChatミニプログラムに自動車のナンバープレート番号を紐づけするだけで、駐車場への入庫、出庫が可能になります。入庫、出庫にかかる時間は2秒程度で、従来の10分の1に短縮されます。

海南省がこのほど発表した「海南省クリーンエネルギー自動車発展計画」によると、同省は2030年にガソリン車を撤廃することを目標に掲げています。この計画は、中国全土に先立ち、自動車を100%新エネルギー車に置き換えようとするもので、その実現のためにスマート化された充電スタンド天然ガススタンド、水素ステーションのネットワークを構築していくロードマップも明らかにされています。中国では昨今の国際市場における石油価格の変動に合わせ、3月28日から石油製品の価格が1トン当たり80元(1元は約16.5円)値上がりました。1リットル当たりに換算するとレギュラーが約0.59元、重油が約0.62元の上昇となり、ガソリン1リットル「7元」の時代に突入したかたちになります。こうした化石燃料のコスト高もクリーンエネルギーの普及にとっては追い風となりそうです。

フードデリバリーサービスなどを展開する美団(メイトゥアン)が小売サービスに注力しています。ライバルであるアリババ集団傘下の餓了麼(ウーラマ)が掲げる「半径3キロの範囲を30分で配達」というコンセプトも踏襲しています。生鮮食品や生花、植物等の即時配送サービスで、両社間の競争がますます激しくなっていく模様です。なお、中国国内の調査会社が明らかにしたデータでは、中国の生鮮食品業界の市場規模は昨年の数値で4兆9300億人民元。一方、オンライン販売で生鮮食品が全体の売上に占める割合は2016年で3%と、大きなポテンシャルがあることも指摘されています。

「チャイナユニコム(中国聯通、China Unicom)」が3月29日「eSIM」業務を正式に開始したことから、ネットでは「さらば、SIMカード」と題したフレーズがホットな検索ワードになっています。eSIMのサイズはおよそ5mm×6mmで、nanoSIMよりも一回り小さくなります。デバイス内にカードを装填するスロットを設ける必要がなく、情報もリモートから無線でダウンロードできることから、iWatch 3やiWatch4等ウェラブルデバイスで活用されています。チャイナ・ユニコムが発表した「eSIM産業提携白書」によると、2021年には世界のeSIM出貨量が大幅な増大を見せ、普及率は50%に達するとされています。なお、eSIM業務を始めたのは中国の携帯電話キャリアではチャイナ・ユニコムが初めてとなりますが、1つの携帯番号で2つの端末で電話や通信などができる「一号双終端」サービスは、現時点では上海、天津、広州、深セン鄭州武漢、長沙の7都市に限定されています。

北京小米科技(Xiaoi、シャオミ)は4月1日、毎年の恒例イベントである「小米ファン祭(小米節)」を開催しました。Xiaomiのイメージキャラクターを務める人気ユニット「TFBOYS」のロイ・ワン(王源、Roy Wang)のロゴをデバイス背部に刻んだスマホ新製品「Xiaomi Mi9」のカスタム版や、LINEのスタンプでもおなじみの「ブラウン・ベア」のスマホケース等の限定品や、お掃除ロボット、ドライヤー、炊飯器といった家電等のジャンルで新製品の魅力を訴求しました。一方、イベント開催日がエイプリルフールに当たったことから、「信じるのがお好きですか?(愛信不信)」をテーマに現実離れした新製品も紹介されました。SF映画バック・トゥ・ザ・フューチャー」ばりの靴ひも自動調整スニーカーや、宇宙ブームに便乗した「Xiaomiロケット1号」などがネットでも話題になっています。なお、同社が「ファン祭」を実施したのは今年で9回目です。

 

NGN | Nanaco Geekly News 2019.04.03

2017/04/03

 

MC: Shun Tanaka@Nanaco

デザイン:柳華惠@Nanaco

 

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フードデリバリー大手の美団(メイトゥアン)は3月29日、WeChat公式アカウント(微信公衆号)で、「無人配送スマートアシスタント」を4月1日から正式に運営することを発表しました。これは「小袋(シャオダイ)」と呼ばれる小型無人配送車を使ったデリバリーサービスで、北京、上海、雄安(ションアン)新区等の一部地域ではすでにテストが行われてきました。ロボットには自動回避機能が装備され、障害物がないことを確認してから前進することができ、届け先の付近に到着すると利用者に電話やメッセージで商品の到着を知らせます。一方、デバイスに入力したボディマス指数(※)の情報に応じて利用者に推薦メニューを表示する機能も備えています。

 

 (※)体重と身長の関係から算出される、ヒトの肥満度を表す体格指数。

中国の建設機械・重機械大手メーカーの中聯重科環境産業は3月26日、湖南省長沙市で製品発表会を開き、新型の「スーパー清掃車」を披露しました。新製品は清掃速度と能力が飛躍的に向上しており、走行速度は最高で時速70キロに達します。道路上のゴミを分別しながら集めることもできるほか、吸引能力が従来の清掃車と比べて2倍あり、さらに30%以上の省エネ効果がある等の特長をもっています。

ローソンは3月28日、ローソン北京を北京首農食品集団傘下の北京首農(以下、首農)との合弁会社にする一方、北京首農が新たに立ち上げる生鮮ミニスーパーを共同で展開していくことを発表しました。ローソン北京はこれまでローソンの100%子会社であるローソン(中国)投資(本社・上海)が100%の持分を保有していましたが、ローソン北京の第三者割当増資を実施し、これを北京首農が引き受けることで合弁会社化しました。一方、首農が新たに設立する予定の北京首農生鮮便利商業有限公司(首農生鮮)ではローソン中国が株式の10%を保有するとしています。なお、報道によると、ローソンは北京首農との提携で新規出店を加速させ、2020年に300店舗に拡大する目標を掲げています。

3月22日、オンライン配車事業の新会社「T3出行(チューシン)」の設立が発表されました。長安汽車中国第一汽車東風汽車のほか、アリババ、テンセント、そして家電量販大手の蘇寧(スーニン)等、計11社が合同で南京に設立した会社で、5月末もしくは6月初めからのサービス開始を予定しています。報道によると、T3が南京に投入する自動車は5,000台。タクシーまたはハイヤーの配車サービスを手がける一方、レンタカーやリース、カーシェアなどの領域へも手を広げていくとしています。すでに多都市での展開を見据えており、今年中に拠点数を6都市に広げることも明らかにしています。なお、「T3」という名称は、自動車メーカーTOP3の意味を込めて付けられています。

 

無人スマート洗濯物ロッカーが3月20日広州市に登場しました。QRコードをスキャンするかオーダー番号を入力して施錠を解除し、ロッカー左側にある異なるサイズのケースにそれぞれ衣類を預けます。洗濯物は少なくとも1日1度の頻度で回収され、納品までのリードタイムは72時間。クリーニングを終えた洗濯物はロッカー右側のスペースに掛けられるという仕組みです。報道によると、運営事業者の広州天天洗衣有限公司の計画では、広州市で約500台の無人スマート洗濯物ロッカーを設置していくとしています。

9年前の今日(2010年4月3日)、米国でiPadが正式に販売を開始して以来、書籍流通の主役はオンライン店舗へのシフトを速めています。今年1月に発表された「世界を背景にした中国の図書小売市場」 によると、2018年、中国の図書小売市場は前年比で11.3%成長し、オンラインでの売上高が24.7%増加しています。一方、リアル書店の売上高は前年比で6.69%減となりました。近年、リアル書店の経営形態は複合化や多様化が進んでおり、コーヒーラウンジや文化スペース、読書スペースを設けた店舗が中国各都市で次々に開業しました。しかし、書籍の売上が占める割合は高くなく、多くの店舗がコーヒーの販売ほか別サービスに収益を依存している実態が明らかになっています。

電子タバコを題材に中国中央テレビCCTV)が特別番組を放送して以来、大手ECモールの間で微妙な駆け引きが続いています。世界消費者デーに合わせて放映された特別番組「315晩会」のなかで、電子タバコは喫煙者と受動喫煙者にとって一定の健康リスクがあるという結論が出されました。その約1時間後、ECモールのTモール(天猫)、京東(ジントン)が次々に「電子タバコ」「スチームタバコ」といったキーワードによる検索をブロックしましたが、翌16日には制限を解除。現在はTモールで1万件、京東で15万件の商品がそれぞれ検索されるようになっています。一方、家電量販店のラオックスを傘下に持つ「蘇寧易購」(Suning.com)では依然として電子タバコ関連のキーワードを検索にかけるとエラーが表示されます。表示には「関連する法律法規と政策により商品表示ができない」とあり、電子タバコの扱いに同社が慎重なスタンスをとっていることが伺えます。

NGN | Nanaco Geekly News 2019.03.27

2017/03/27

 

MC: Shun Tanaka@Nanaco

デザイン:柳華惠@Nanaco

 

聴けば、見えてくる!7つの話題でお届けするCHINA Geekly Insight。微信公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。

杭州電子科技大学が学生の点呼にAIシステムを導入しました。教員が講義中にシステムを立ち上げるとランダムに出席確認コードが生成され、学生は自分の端末にそのコードを入力します。いわゆる“代弁”は不可能で、欠席している学生がいれば教員の代わりにAIが学生に出席を促す仕組みになっています。点呼にかかる時間はわずか15秒。出欠確認の時間が大幅に短縮しただけでなく、学生の講義出席率も前学期より7ポイント上昇したことが報じられています。

浙江工商大学の学生食堂が、「2万歩歩けば25%引きになる」という一風変わった割引サービスを始め、話題になっています。現在、中国では「全民健身」を旗印に教育現場でのスポーツへの取り組みを奨励しており、今回の施策も、学生がふだんから身体を動かすように習慣づけるための啓蒙と見られます。なお、歩数の計測には微信(WeChat)のミニアプリである「WeRun運動」が使われており、歩数によって学食で受けられる割引率も変わってきます。

 

ゲノム編集によって2018年12月19日に誕生したクンミング・ウルフドッグ(英:Kunming Wolfdog)で、名前は「昆勳(くんしゅん/kun1 xun1)」――中国初のクローン警察犬が現在、雲南省でトレーニング中です。「昆勳」の体細胞を提供した犬はもともと雲南省で功績を上げていた警察犬で、両者のDNAは99.9%以上の類似度を有しており、同一性関係も証明されています。

上から読んでも下から読んでもション・ペン・ション――。「くまモン」の中国語名が「熊本熊(ション・ペン・ション)」に決定しました。3月19日に北京で行われた“改名”発表会には中国メディア17社を含む多くの報道関係者が出席し、関心の高さが伺えます。日本で最も人気がある「ゆるキャラ」として知られる「くまモン」は、2011年に日本一の「ゆるキャラ」に輝きました。以来、中国では日本語の発音に合わせて「酷MA萌(Ku-Ma-Meng)」という呼称が使われていましたが、一方で第三者による商標登録が80件余りにも及んでいたことが明らかになっています。

運ばれた荷物を届け先に送達するまでの最終ハードルは、俗に「最後の1キロ」という言葉で形容されます。阿里巴巴(アリババ)傘下の物流会社で、スマート宅配ボックスを運営する菜鳥(ツァイニャオ)網絡(ワンロー)はこのほど、その「最後の1キロ」に対する最新のソリューションを発表しました。発表によると、今後はスマート宅配便ボックスから荷物を取り出すためにスマホを取り出す必要も、確認コードを入力する手間もなくなるとのことです。カメラが搭載されている同社のすべての宅配便ボックスで「顔認証システム」が利用できるようになるとしています。ただし、美容整形などによって使用者の容姿に大きな変化が生じた場合は、顔写真データの更新が必要です。

以前は地下鉄車内での飲食に寛容だったはずの中国も、各都市でさまざまな規制が講じられるようになってきました。ただ、規制レベルは都市によってまちまちで、西安では20元以上100元以下、厦門(アモイ)では最高200元の罰金がそれぞれ違反者に科されます。最も厳しいのが南京で、罰金額が582元以上に及ぶと報じられています。

5Gへの対応や折りたたみディスプレイを採用した新モデルを相次いで発表し、価格面でも強気なスタンスをとる国産スマホブランド。それに対して、iPhoneが値下げに踏み切ったことが注目されています。iPhone XRiPhone XSiPhone XSといった昨年のモデルが軒並み値崩れを起こしており、販売ルートによっては下げ幅が最大2,000元に及ぶこともあります。たとえばiPhone XS Maxを例にとると、同一店舗での価格が発売開始時期には9,599元(64G)だったのが7,999元まで値下がっていると報じられています。