TO EAT |北京でダックを食さないのは遺憾の極み!
ローカル色が漂う隠れ家的なバー
ふとフートンで
中国白酒カクテルを飲もうと思った。
夜の8時に、ナナコは、ある路地に入った。
路地の一番奥に名もないバーがある。
ドアも閉じているがノックしてみた。
返事がない。
「早すぎたかな?」
振り返ると、ショルダーバックを持った黒服の男 がカギを持っているのが見えた。
「ここは酒場ですよね?」
「ええ」
黒人の男が答えた。
ドアを開けて、
「オーダーは少ししてからね」と言った。
ナナコは店の中を眺めた。
CAPITAL SPIRITS
首都酒坊って何?
キャピタル・スピリッツと呼ばれる辛寺胡同16番のバーは、世界初の中国白酒カクテルバーで、3年近く営業しています。ローカル色漂う地区、胡同(フートン)にあります。
オーナーは、北京に住んでいる3人の外国人です。アメリカ人のDerek Sandhaus(ホワイトリカー・システムを初めて紹介した方)に啓発されて、人々にもっとホワイトリカー(白酒)を知ってもらうために、このバーを作りました。
WHITE LIQUOR COCKTAIL
中国白酒カクテルって、どんな味?
あなたは白酒を飲んだことがありますか? おそらく、苦手な人が多いのではないでしょうか。
しかし、首都酒坊で試しに白酒を飲んでみてください。Davidさんの説明を聞きながら飲んでみると、一口に白酒と言っても、味も香りもまったく異なることがよく分かります。
それぞれ、米香型、清香型、濃香型、醤香型に分類されています。約50種類あるという白酒は、他にもいっぱいあります。
ナナコは一気に6杯も飲みました
さあ、あなたもナナコと一緒に飲みましょう
1杯目
BAIJIU SOUR
白酒酸
白酒サワー
中国桂林三花酒、コアントロー、ライムとレモンジュースも入ってます。モヒートのような口当たりで、すっきりとした飲み口です。甘味があって、強い酒が苦手の女性にもピッタリです。
2杯目
Ma-La Rita
麻辣麗特
マーラーリート
サンショウに漬けた酒に、コアントロー、オレンジジュース、レモンジュースを入れて飲むと、舌がツンとくる辛さに刺された感じになります。苦味と甘味が交じり、どの酒の味も強く、口の中で打ったり蹴ったり。強烈な香りと味にノックアウトされてしまいます。
3杯目
Paper Crane
瀘州老窖カクテル
「瀘州老窖」はメインで、オレンジジュース味のアペロール、ハーブ味のアマーロ・モンテネグロ、そして少しのとライムジュースを加えます。甘味、酸味、藥草の味が、メインとしての瀘州老窖とうまく溶け合って、たまらないですね。
4杯目
Coco Maotai Cream
茅台椰奶
ココ・マオタイ・クリーム
文字通り、メインは茅台酒。サブはチョコレート酒、ココナッツミルクと少しの塩です。口当りはとても優しい。茅台酒はカクテルと合います。味は複雑で、甘さあり、フルーツの匂いもあり、ナッツの香りもあります。マイルドな味のカクテルが好きな人にお勧め。この様々な味をプラスする事で他のエレメントを強化できれば、きっと面白いカクテルが作れるでしょう。
5杯目
Hutong Hound
胡同狗
フートンハウンド
二锅頭、桂林三花、北冰洋(ローカルオレンジソーダ)、クレーム。シンプルな4つの原料をカップの中に閉じ込める。アルコール50度の二锅頭を使っているが、けっして、強烈な味ではなく、飲みやすい。
6杯目
Beijing Bull
北京公牛
ペキンブル
生姜を入れた牛栏山二锅头と、ジンジャーエール・ソーダには5本のレッドブルが揃っています。 これらカクテルのお値段は1杯40~60元。何百元もする値段でカクテルを提供する伝統的なバーと比べて、とってもリーズナブルです。
CAPITAL SPIRITS
フートンと白酒のパラレル人生
2時間以内で、6杯飲み終わった。
色々な肌の色、髪の色の人が、この小さなお店に集まってきます。平日の火曜なのに、商売繁盛ですね。
Derek Sandhausが書いている通り、本当にホワイトリカーを愛する人が必要です。国籍を問わず。ホワイトリカーは全世界のバーで人々に愛されています。私たち(ホワイトリカーを愛する人間)は、さらに多くの人たちに、白酒の素晴らしさを伝えていきたいと思っております。
お土産に持ち帰れる、テイスティング・ボックスも販売しています。
Capital Spirits 首都酒坊
住所:辛寺胡同16号
XINSI HUTONG #16
営業時間:8:00PM – 1:00 AM (or later)
(月曜休み)
バーは赤い灯籠が掛けられた
Lucky Family Hostelの近くにあります