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大躍クラフトビール

 

中国のビールはどうも薄くて味気ない……そんなイメージを持っている人も多いはず。しかし、日本でクラフトビール、いわゆる地ビールが流行っているように、中国でも近年、様々なクラフトビールブルワリーが登場。国内外のビールファンから人気を博しています。中でも今回紹介したいのが、北京で最初のクラフトビールブルワリーである「大躍ビール」です。

 

ABOUT THE OWNER 

 

大躍ビールを誕生させたのは、高泰山さんと劉芳さんのご夫婦。実は高泰山さんはもともとアメリカ人で中国に惹かれ、中国で生活していたのですが、ただ口に合うビールがなかったのが唯一の不満で、ならば自分で作ってしまおうと考えたのが創業のきっかけなんだとか。地元の材料にこだわって作られたビールは、中国国内はもちろん、世界中でもあまり出会えない独特の風味が特徴。それでは「大躍ビール」自慢のブランドについてみてみましょう。

 

エドモンド・バックハウスピルスナー

 

北京隠士とは、エドモンド・バックハウスというイギリス人作家が書いた小説のタイトルで、彼はかの西太后の愛人であったとも噂された人物です。愛人だったという割には西太后の悪名を世界に轟かせた張本人で、一癖も二癖もありそうですが、そんな奥深い味わいを楽しめるということで、この中国に所縁のある人物の名をつけたとのことです。ピルスナーの本場、チェコの製造を再現し、レモンの香り漂うスッキリとした味が特徴です。なお、このビールは2014年のアジアビールコンテストで銀賞を受賞しました。

ペールエール♯6

 

ストレートな名称が、ブルワリーの自信の表れだといえます。上層発酵で作られた本格的なエールビールで、中国国内の原材料だけを使用している点がこのエールのこだわりです。「大躍ビール」を代表するビールの一種であり、イングリッシュパブで出てくるようなビールがお好みなら、まずはこれをチョイスすべきです。

ハニー・マ・ゴールド

 

「大躍ビール」創業のきっかけになったビールです。中国に強いこだわりを持つ「大躍ビール」では、エールに万里の長城の麓で栽培された有機蜂蜜と四川料理には欠かせない花椒ブレンド。ちなみにこのビールの名称は、劉芳さんの故郷・山東省の偉人である孔子花椒の故郷である成都に所縁のある詩人・杜甫からとられたとのことです。ちなみに、このビールも2014年のアジアビールコンテストで銀賞を受賞しています。

イースト・シティ・ポーター

 

北京はその昔、燕と呼ばれていた地域ですから、まさに北京を代表する黒ビールという意味合いを持っているのでしょう。ポーター独特のコクを持ちながらも、滑らかな味わいで、焙煎した麦芽の苦味に続いてコーヒーとチョコレートの香りが口に広がります。このビールは2015年のアジアビールコンテストで金賞を受賞しました。

シナモン・ロック・エール

 

冰糖と聞くと、やはり北京の名物おやつ「冰糖葫芦」を思い出しますね。褐色のアンバーエールにシナモンと砂糖をブレンド。そう聞くと甘ったるく聞こえますが、実際は麦芽の苦味と相まって、実に奥深い味わいになります。ウイグル及び甘粛省で栽培された大麦麦芽に青島ホップを使用と、中国産のこだわりは健在。数ある「大躍ビール」のブランドの中でも常に人気上位にランキングされています。

アイアン・ブッダ・ブロンド

 

どうせなら、中国らしいビールをお求めの方は、このビールはいかがでしょう?名前を見てもわかるように、なんとエールに福建省で採った鉄観音ブレンド。エールらしからぬスッキリとした味わいに、お茶と花の香りがすーと鼻に抜けます。なにより、ゴールドに輝く美しいビールに輝きに、ラベルには仏陀が鎮座。神々しさすら感じます。

            バナナ・ウィート

 

バナナと聞くと、台湾ビールのパイナップルビールみたいなビールなんだか、サワーなんだか、みたいな飲み物を想像しちゃいますが、さすがは「大躍ビール」。本格的な白ビールにかすかに漂う甘いバナナの香り。どちらかというと上品な味わいを感じさせます。白ビールならではの爽やかな飲み心地ですから、ビールが苦手という人でも楽しむことができます。

 

ほかにもスコッチエールやインディアエールなど、様々なビールのラインナップを誇る「大躍ビール」。中国産に対する並々ならぬこだわりも素敵です。なお、「大躍ビール」を飲みたければ直営店へ。場所は豆角胡同店と新源街店の二店舗。どちらも中国の伝統家屋をリノベーションした、落ち着いた佇まいで、のんびりとビールを味合うことができますよ!

 
 

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