より速く、より高く――「中国最高峰」を駆け登れ!
たくさんのノッポビルがこれまでかと思うくらいひしめいている国際都市、上海。世界でも指折りの「摩天楼」都市であるのは間違いありません。未来都市を彷彿させるフォルムをしたテレビ塔は目がひきますよね。それに象徴的なランドマークとなっている3つの高層ビルのなかでも、ひときわ高さが目立つのが「上海タワー」です。そこで間もなく開催する、風変わりなスポーツイベントをご紹介しましょう。
「上海中心大厦(上海タワー)」(127階、高さ632m)は中国でナンバーワンのノッポビルです。そこで11月25日に開催を予定しているのが“垂馬”です。
別に馬が上から吊るされているわけではありません。“垂“は垂直を、“馬”は「馬拉松(マラソン)」を意味しています。要するに階段を駆け上っていくレースなんです。
昨年に続いて2回目の開催となる今回の“垂馬”に挑むのは632人。より早く、より高く――同ビルの119階に設けられているゴールを目指します。ちなみに、駆け上らなければならない階段の数は3,398段にも及ぶとか。これでは“心臓破りの怪談“ですね。
“国内で最も高い垂直マラソン”に興味を持っていただいた読者の方も少なくないことでしょう。でも、飛び入り参加はNG。エントリーの受付は11月7日に終了しています。健脚自慢をしたかったみなさん、ご案内が間に合わずごめんなさい。(._.)
オリンピック博覧会も実施へ
でも、他にもお伝えしたかったイベントがあるんです。
“垂馬”開催の前日、11月24日から始まる“上海オリンピック博覧会”です。19年1月31日まで数々の珍蔵物が展示されるそうです。気が早いかと思われるかも知れませんが、東京五輪の2年後に開催を予定しているのが北京冬季五輪です。もちろん上海はウィンタースポーツには縁がありませんが、オリンピックともなれば、やっぱり国を挙げての国際イベントです。いまからその気運を高めていこうとしているのかも知れませんね。
“中国最高峰”の上海タワーにある展望台は地上546mという高さです。そこからガラス越しに広がるパノラマには息を呑むこと間違いなしでしょう。上海タワーに足を運ぶ機会があれば、B2階の公共アート回廊や119階にある観光フロア「上海の巓」はチェックポイントです。ぜひお訪ねあれ!
アクセス
地下鉄2号線陸家嘴(ルージャーズイ)駅から徒歩約18分
料金
*一般180元、子供120元
*チケットを購入するには入場者のパスポートの提示が必要
*ライターなどの危険物は持ち込み禁止