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NGN | Nanaco Geekly News 2019.02.27

2019/02/27

 

MC: 田中俊@Nanaco

デザイン:柳華惠@Nanaco

 

聴けば、見えてくる! 7つの話題でお届けするCHINA Geekly Insight。微信公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。

いよいよ「5G」時代の到来です。中国移動(チャイナ・モバイル)の上海支社である上海移動は18日、上海虹橋(ホンチャオ)駅で通信機器メーカーの華為(ファーウェイ)とともに次世代通信システム「5G」のネットワーク建設に着手しました。公共の駅に大規模な5G屋内ネットワークが設置されるのは世界で初めてのケースであり、「5G」向けスマホこそ市場にまだ登場していないものの、新たなライフスタイルの体験ゾーンの開設に注目が集まっています。なお、5Ḡの通信速度はピーク値で1.2Gbpsにのぼり、2GBの容量がある高画質の動画も20秒足らずでダウンロードできると言われています。

北京の故宮博物院、単霽翔(たん・さいしょう、シャン・ジィー・シャン)院長は2月17日、黒竜江省で開催された「2019年亜布力(ヤブリ)中国企業家フォーラム第19回年次総会」で、故宮博物院のオリジナル商品の売上が15億人民元に達することを明らかにしました。この金額は中国のA株市場に上場する1500の企業の売上高を上回る規模です。故宮博物院のオリジナルグッズは1万種を超えており、とくに口紅は90万セットを売り上げるベストセラーとなっています。

世界的なeスポーツ大会として知られるWorld Cyber Games(ワールドサイバーゲームズ、略称:WCG)は2月22日、オフィシャルサイトで中国の人気ゲーム『王者荣耀』(おうしゃえいよう、ワンゼェーロンヤオ)を正式種目にしたことを明らかにしました。『王者荣耀』はテンセント・グループ傘下の天美スタジオが2015年にリリースしたチームストラテジーゲームで、ダウンロード総数では中国トップの座を誇る人気ゲームです。今年のWCGの決勝戦は7月18日から21日まで西安で催される予定で、現在はネット上で予選への参加者が募られています。

オンライン配車サービスを展開する「滴滴(ディーディー)」がラテンアメリカに橋頭堡を築こうとしています。ロイター通信は2月19日、「滴滴(ディーディー)」がチリ、ペルー、コロンビア等の国でドライバー、リスクマネジメント、マーケティング等の分野で人材獲得に動いていると報じました。「滴滴(ディーディー)」が海外市場で活路を見出そうとしているのが、これまで無錫、鄭州等、中国国内5都市で展開してきたフードデリバリー事業です。メキシコ第2の都市のハリスコ州グアダラハラではすでにその運用が始まっており、これを弾みに同社の海外展開が本格化していくと見られています。

IT専門調査会社IDCがこのほど発表した最新レポートによると、インドのスマートフォン市場で、小米(シャオミ)が三星サムスン)を抜いてトップに踊り出ました。2018年に小米がインドで出荷したスマートフォンの台数は4110万台に及びます。前年比で59%の伸び率を示しており、インドのスマートフォン市場全体の29%を占めています。一方、三星のシェアは22%にとどまりました。

電子機器受託生産 (EMS) で世界最大の企業グループ、フォックスコンFOXCONN、鴻海精密=ホンハイ)が広州市増城エリアに設立した第10.5世代パネル工場に、このほど8K対応の高精度マスクアライナ露光装置(Mask Aligner)が搬入されました。マスクアライナーとは紫外線を用いて試料に微細なパターンを転写・焼付する装置で、同工場のコア設備となるものです。

ローカルメディア等の報道によると、同工場では6月に8Kディスプレイの試験生産が始まり、10月には量産体制に入るとされており、世界最先端の工場として今後の展開に注目が集まっています。

日中ECサイト大手がロボット活用で手を結びました。ECサイト「京東商城(JD.com)」を展開する京東集団はこのほど楽天にドローンと地上配送ロボット(UGV)を導入していくと発表しました。導入されるドローンは重量で5キロの積載が可能で、離島や山間地域など物流が困難な地域への配送に道を開くことになります。一方、地上配送ロボットの走行速度は時速15kmで、積載できる荷物は最大50kg。さまざまなケースでの「無人配送」が想定されています。