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中国で最も“夜更かし”な都市は? | Nanaco Geekly News 2019.04.10

2019/04/10

 

MC: Shun Tanaka@Nanaco

デザイン:柳華惠@Nanaco

 

聴けば、見えてくる!7つの話題でお届けするCHINA Geekly Insight。微信公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。

ビジネス雑誌「YiMagazine」が発表した「中国都市ナイトライフ指数」が最も高いのは深センで、続いて上海、広州、北京、成都重慶という順位でした。このランキングは、夜間のネオンや短編動画アプリTikTokのログイン数、深夜に営業している映画館の数や公共交通がカバーする範囲の広さといった独自の指標をもとに全国337の都市を順位づけたものです。夜間のネオンでは上海が他の都市を凌駕する一方、西安の地下鉄の終電時間が23時45分と遅く、総合でも上位にランクされています。

世界最大級の家電/IT見本市「CES 2019」で世界初の巻き取りテレビを発表したLG電子、あるいはサムスン等、有機発光ダイオード(OLED=オールレッド)の領域でリードしているのが韓国です。しかし、5年後から10年後には中国にトップシェアを譲る可能性が出てきました。人民網が報じたところによると、中国はOLED関連特許件数ですでに韓国を抜いており、スカイワースやコンカ等がオーレッドテレビ市場に参入するなど中国ブランドの躍進が目立っています。報道では韓国特許庁の朴原住長官のコメントを引き合いに出しながら、LCD市場におけるトップシェアの地位が韓国から中国へと移ったのは、LCD関連の特許件数で中国が韓国を抜いてから7年後だったことに触れています。

不動産事業を展開する大連万達グループが中国全土に擁するショッピングセンター「万達広場(ワンダ・プラザ)で「無感決済(無感覚な支払い)」が導入されました。3月30日に万達広場がWeChat Pay(微信支付)と丙晟(ビンシェン/bing3 sheng4)科技が合同で発表したところによると、全国で283か所ある「万達広場(ワンダ・プラザ)」では、今後、任意のWeChatミニプログラムに自動車のナンバープレート番号を紐づけするだけで、駐車場への入庫、出庫が可能になります。入庫、出庫にかかる時間は2秒程度で、従来の10分の1に短縮されます。

海南省がこのほど発表した「海南省クリーンエネルギー自動車発展計画」によると、同省は2030年にガソリン車を撤廃することを目標に掲げています。この計画は、中国全土に先立ち、自動車を100%新エネルギー車に置き換えようとするもので、その実現のためにスマート化された充電スタンド天然ガススタンド、水素ステーションのネットワークを構築していくロードマップも明らかにされています。中国では昨今の国際市場における石油価格の変動に合わせ、3月28日から石油製品の価格が1トン当たり80元(1元は約16.5円)値上がりました。1リットル当たりに換算するとレギュラーが約0.59元、重油が約0.62元の上昇となり、ガソリン1リットル「7元」の時代に突入したかたちになります。こうした化石燃料のコスト高もクリーンエネルギーの普及にとっては追い風となりそうです。

フードデリバリーサービスなどを展開する美団(メイトゥアン)が小売サービスに注力しています。ライバルであるアリババ集団傘下の餓了麼(ウーラマ)が掲げる「半径3キロの範囲を30分で配達」というコンセプトも踏襲しています。生鮮食品や生花、植物等の即時配送サービスで、両社間の競争がますます激しくなっていく模様です。なお、中国国内の調査会社が明らかにしたデータでは、中国の生鮮食品業界の市場規模は昨年の数値で4兆9300億人民元。一方、オンライン販売で生鮮食品が全体の売上に占める割合は2016年で3%と、大きなポテンシャルがあることも指摘されています。

「チャイナユニコム(中国聯通、China Unicom)」が3月29日「eSIM」業務を正式に開始したことから、ネットでは「さらば、SIMカード」と題したフレーズがホットな検索ワードになっています。eSIMのサイズはおよそ5mm×6mmで、nanoSIMよりも一回り小さくなります。デバイス内にカードを装填するスロットを設ける必要がなく、情報もリモートから無線でダウンロードできることから、iWatch 3やiWatch4等ウェラブルデバイスで活用されています。チャイナ・ユニコムが発表した「eSIM産業提携白書」によると、2021年には世界のeSIM出貨量が大幅な増大を見せ、普及率は50%に達するとされています。なお、eSIM業務を始めたのは中国の携帯電話キャリアではチャイナ・ユニコムが初めてとなりますが、1つの携帯番号で2つの端末で電話や通信などができる「一号双終端」サービスは、現時点では上海、天津、広州、深セン鄭州武漢、長沙の7都市に限定されています。

北京小米科技(Xiaoi、シャオミ)は4月1日、毎年の恒例イベントである「小米ファン祭(小米節)」を開催しました。Xiaomiのイメージキャラクターを務める人気ユニット「TFBOYS」のロイ・ワン(王源、Roy Wang)のロゴをデバイス背部に刻んだスマホ新製品「Xiaomi Mi9」のカスタム版や、LINEのスタンプでもおなじみの「ブラウン・ベア」のスマホケース等の限定品や、お掃除ロボット、ドライヤー、炊飯器といった家電等のジャンルで新製品の魅力を訴求しました。一方、イベント開催日がエイプリルフールに当たったことから、「信じるのがお好きですか?(愛信不信)」をテーマに現実離れした新製品も紹介されました。SF映画バック・トゥ・ザ・フューチャー」ばりの靴ひも自動調整スニーカーや、宇宙ブームに便乗した「Xiaomiロケット1号」などがネットでも話題になっています。なお、同社が「ファン祭」を実施したのは今年で9回目です。