Nanaco

あなたの海外生活はお任せあれ!

世界園芸博でスマート清掃車が活躍 | Nanaco Geekly News 2019.05.08

2019/05/08

 

MC: Shun Tanaka@Nanaco

デザイン:柳華惠@Nanaco

 

聴けば、見えてくる!7つの話題でお届けするCHINA Geekly Insight。微信公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。

 

現在、開催中の「2019年中国北京世界園芸博覧会」で、広い園内を自動運転で駆け巡るスマート清掃車が話題となっています。北京智行者科技が製品化したもので、製品名は“蝸小白”(かしょうはく)。カタツムリを彷彿させる形状の車体を自動運転技術を使って駆動し、総面積が503万㎡に達する園芸博会場の清掃に当たらせています。「蝸小白」が連続して稼働できる時間は6時間から8時間。1時間で3,000メートル、1日で2万㎡の清掃がノルマになっています。なお、「蝸小白」はシンガポールアラブ首長国連邦、マレーシア等の国でも導入が予定されているなど、世界園芸博を機に海外展開に拍車がつきそうです。世界園芸博は10月7日まで行われます。

【出所:北国網ほか】

 

 

小米科技(以下、シャオミ)傘下の「小米有品」フラッグシップショップがこのほど安徽省合肥市にオープンしました。「小米有品」は商品の質などを厳しく審査、規制する、いわゆる「厳選EC」として17年4月にリリースしていましたが、今回のリアルショップの開設で「新小売(ニューリテール)」展開がより本格化されたかたちです。シンプルな屋内デザインで生活の息吹が満ち溢れた店舗は敷地面積が500㎡以上に及びます。「爆品」と呼ばれる売れ筋商品を目玉に、スマート製品、リビング、キッチン、マタニティ・育児といった17つのジャンルの商品をカバーしており、第三者ブランドの商品も合わせると約2,000アイテムが陳列されています。なお、シャオミは直営の顧客サポートセンターでもある「小米之家」(Mi Store)のフラッグショップを南京、武漢西安などの都市で展開する一方、海外での店舗開設も推し進めています。

【出所:快科技ほか】

 

 

医療技術や器具、薬品、原薬等の「健康ハイテク技術」にスポットを当てた国際展示イベント「2019年健康産業領袖峰会(The Health Industry Summit、tHIS、略称「2019tHIS」)が5月8日に開幕します。同イベントはこれまで年に1回上海で行われていましたが、今年は一部会場を杭州に移し、2都市での開催となりました。展示エリアの総面積を40万㎡に拡張するなど、規模も大きなものになっています。製薬産業に関わる主要展示会である原料会(API China)は杭州で8日から10日にかけて杭州国際博覧中心で、一方、中国国際医療器械博覧会(CMEF)と全国薬品交易会(PHARMCHINA)は13~17日にかけて上海の国家会展中心で行われます。30を超える国と地域から7,400社以上の出展が見込まれており、来場者は23万人に達すると予想されます。なお、日本からはオムロン、富士康等が出展者として名を連ねています。

【出所:中国日报网】

 

 

第一財経·新一線都市研究所とシートリップ(Ctrip)が提携してまとめた「知城·中級ホテルにおけるアップデート指数」によると、新一線都市でミドルクラスのホテルの数が軒並み増加している一方、エコノミーホテルが減少傾向にあることがわかりました。調査対象となったのは第一財経が発表した「2018都市商業魅力ランキング」や「2018都市文化と旅行における新たな吸引力ランキング」で上位にランクされた35都市。調査では、49の著名ホテルグループに属する中級ホテルブランドによる店舗展開にフォーカスがおかれています。ミドルクラスのホテルが最も多いのが上海で、その数2,117軒。北京より500軒も上回っています。そのほか西安、東莞、重慶杭州武漢、長沙、成都、南京が800軒を超えており、とくに西安では前年比で140軒も増加しています。一方、エコノミーホテルの数が減少した都市は28にも及んでおり、錦江グループ傘下の「七天(7DaysInn)」は107軒も数を減らしています。

【出所:新一醤  新一線城市研究所】

 

積み木を組み立てる要領で建設にわずか2時間、移動も自在な「コンテナ式スマート教室」が4月29日、福州市の濱海新城「デジタル中国」教育タウンに登場しました。この教室は網竜ネットワーク社がリリースした新製品で、名称は「Pop-up教室」。組立部品があたかも積木のような体裁となっており、スピーディーな組み立てを可能にしているのが特長です。一方、改造されたコンテナ内部にはハイテク技術の粋を結集。電子ホワイトボードやVRゴーグルなどが設置されています。電力は太陽エネルギーで供給され、通気や保温にも配慮が見えます。なお、中国はエジプトとデジタル教育の分野で覚書を交わしており、計画では、3年間のうちに同国で26万5,000個のPop-up教室を組み立てることが想定されています。

【出所:東方網、福州新聞網】

 

中国第一汽車集団の自主ブランド車「紅旗(ホンチー)」が打ち出した5G無人自動運転電動ミニバスが4月28日、杭州に登場しました。長江デルタ地域で同種のサービスが実現するのは初めてで、L4クラスという完全自動運転システムでの運行に注目が集まっています。このミニバスの車内は操縦室が取り払われ、シートが中央を取り囲むように配置されるなど空間利用の最大化が図られています。人工知能音声ロボット「旗宝」が搭載され、乗客の質問にもAIロボットが回答します。道路事情やニュース、天気予報等の情報サービスを担うのもお手の物です。そのほか顔認証システムやインターネット電話などの機能を有するほか、衛星、レーダー、画像情報等、多種の測位方式を活用することで、安全性の確保につなげています。

【出所:人民図片】

 

 

騰訊(Tencent:テンセント)傘下のリサーチ機構である企鵝智庫が1,484人を対象に実施したサンプル調査によると、20.5%に当たるユーザーが毎日ショート動画を1時間以上見ており、29歳以下の年齢層ではその比率が半数近くに達することがわかりました。一方、ショート動画の視聴に使うアプリは1つないし2つと答えたユーザーが8割に及んでおり、プラットフォーム間の競争が熾烈なものになっていることが伺えます。最も人気がある動画のジャンルはユーモアを交えた笑いを誘う類いで、64%が書き込みコメントを閲覧すると答えています。なお、気に入った作品を他の人にも推薦すると答えたユーザーは56.9%でした。

【出所:第一財経雑誌「YiMagazine」】