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指紋認証で乗車、スマート路線バスが天津に登場|Nanaco Geekly News 2019.06.05

2019/06/05

 

記事編集:高野耕雲@Nanaco

デザイン:柳華惠@Nanaco

 

聴けば、見えてくる!7つの話題でお届けするCHINA Geekly Insight。微信(ウェイシン)公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。

 

天津の「中新天津生態城」エリアで、5月26日からスマート路線バスのテスト運行が始まりました。深蘭科技(上海)有限公司と上海申竜客車有限公司が提携して製造した「スマート・パンダバス」と呼ばれる車両で、今回は3台が導入されました。中新友好図書館から情報園までの全長2.5キロを時速15kmから20kmで走行します。バスの利用者は任意のスマホアプリで自身の指紋を生体情報として登録しておけば、乗車口に設置されたモニターに手をかざすだけで乗車でき、乗車賃はアプリから自動的に引き落としされる仕組みです。

【人民網ほか】

第一財経·新一線都市研究所がこのほど発表した「2019都市商業魅力ランキング」によると、四川省成都市を筆頭に、杭州重慶武漢西安、蘇州、天津、南京、長沙、鄭州、東莞、青島、瀋陽、寧波、昆明の15都市が「新一線都市」にランクされました。この調査は、 消費財の主要ブランド170の店舗やインターネットの各ジャンルにおいてリーディングカンパニーとなっている18社が行ったユーザーアクティビティの分析データ、ならびに各都市に関わるビックデータ等をもとに全国337の都市をランク付けしたもので、調査結果が発表されたのは今年で4回目です。前回の調査結果と比較すると、無錫が二線都市に転落する一方、雲南省昆明が新たに新一線都市として名を連ねるといった変動がありました。なお、新一線都市にランク入りしたのは北部エリアが5都市にとどまったのに対し、南部は10都市を数えるなど、「南北格差」が一段と大きくなっています。

【第一財経】

 

国際コンサルティングファームの「Interbrand」がこのほど上海で発表した「2019中国最良ブランドランキング」によると、テンセント、アリババ、中国建設銀行が上位3位にランクされました。以下、中国移動、中国工商銀行、中国平安、中国銀行、中国人寿、中国農業銀行招商銀行と続きます。ランキング上位13位までの顔ぶれは昨年発表と変化がなく、金融サービスやインターネット関連のブランドが高い存在感を保っています。16の企業がブランド価値を前年比で2桁以上高めるなか、最も際立ったのがテンセントで、前年比で32%もの伸び率を示しました。「中国最良ブランドランキング」は、ISO10668国際認証をパスしたブランド価値評価体系で、英国のフィナンシャル・タイムズは企業CEOが重視する3大ランキングの一つとして評価しています。

【上観新闻ほか】

 

ライフスタイルコミュニティープラットフォームの「小紅書(RED/シャオホンシュ)」は5月27日、50万のユーザーとともに「小紅心」評価システムを打ち出しました。これは消費者による実際の使用体験と評価を製品の指標に転化したもので、ユーザーが購入行動の是非を判断するうえで参考にしてもらうことを主旨としています。1ユーザーにつき1票、平等の効力をもつことを原則として今回、「小紅心」の評価システムに組み入れられたのは3108項目のアイテムで、評価はユーザーの口コミのフィードバックによって毎月更新され続けるとしています。「小紅書(RED)」がサービスをスタートしたのは2013年で、翌14年にはECの機能を導入し、ユーザー間で口コミをシェアしたり、商品情報を交換する「SNS型ECアプリ」として発展しました。画像やテキスト、ショート動画等を通して、トレンド、スキンケア、メーキャップ、グルメ、旅行、映画、読書、フィットネス、学びごと等、さまざまなライフスタイル情報が発信されています。なお、ユーザー数は2019年5月現在で2億5000万人を超え、アクティブなユーザーの多くは1990年代生まれの女性が占めています。

新京報

 

ラッキンコーヒーのファウンダー兼CEOの銭治亜氏は5月29日、アモイ市で行われた「グローバルパートナー大会および世界コーヒー産業発展シンポジウム」で、2021年までに新店舗を8,000増やし、1万店にする計画を明らかにしました。一方、スケールメリットと運営効率の向上によって、現在、1杯あたり24人民元に設定している標準販売価格を、16元ないし17元に引き下げる目標も掲げています。関連調査では、1杯あたりの価格が30元を超えた場合、約26%の消費者しか消費行動をとらないと言われ、同社は価格の高さがコーヒーの普及を妨げる要因になっているとしています。なお、ラッキンコーヒーへの顧客満足度は99.7%に達し、 86.1%がリピート客になっているとしています。

【TechWeb】

共同購入の拼多多(ピンドードー)はこのほど中国農業大学と提携し、アグリビジネス人材の育成で戦略的な提携を行うと発表しました。拼多多は貧農扶助とイノベーションをコンセプトとして「多多(ドードー)農園」と呼ばれる戦略を打ち出し、今後5年にわたり、8つの省および自治州で栽培、加工、マーケティングを一体化した1000にわたる農業モデルプロジェクトに着手するもようです。農業とECの知識を備える人材を年内に2000名、5年のうちに少なくとも1万人育成することを計画しています。

【TechWeb】

 

生鮮スーパーの「京東7FRESH(セブンフレッシュ)」の北京第7号店が5月30日、北京首創アウトレット店にオープンしました。中国全土では16店目です。首創奥特莱斯店の店舗面積は約3381㎡で、従来の店舗と比べると業態面でアップグレードが見られます。MSSM(Meal Solution Supermarket)をコンセプトに飲食エリアが25%を占めています。「京東」グループは今後、合作方式を採用するなどして多店舗展開を加速させ、5年で1000店舗という目標を掲げています。単なるリテールではなく、“テクノロジーサービス”、“供給チェーンプロバイダー”へのシフトを図っていく模様です。「京東7FRESH」はオンラインでの受注が40%を占め、1店舗あたりのSKUは 5000から8000件、生鮮食品が70%を占めています。

【Techweb】