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「WeChat Pay」が 「LINE Pay」と連携 | Nanaco Geekly News 2019.08.21

2019/08/21

 

聴けば、見えてくる!7つの話題でお届けするチャイナ ギークリー インサイト微信公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。

 

「LINE Pay」との連携が実現 「微信支付」で決済が可能に

微信支付」のモバイル送金・決済サービスが「LINE Pay」との連携を開始しました。「QRコード一つで多数の用途」に対応させることをコンセプトに、微信支付とLINE Payが共同で統合システムを構築。日中両国のモバイル決済サービスをリンクさせたことに注目が集まっています。

微信支付とLINE Pay双方が明らかにしたところによると、日本にあるLINE Payの加盟店に掲示されたQRコード微信支付で読み込み、そのウォレット機能を使って決済が可能になります。微信をふだん用いる中国人訪日観光客にとっては利便性が高いサービスとなっています。

【参考:新浪科技】

 

Yahooファイナンスの8月15日付データによると、前日14日付の米国株式市場最終相場で「ネットイーズ(網易)」の時価総額バイドゥを上回り、5位にランクしました。

北京時間8月15日7時における中国国内6大インターネット企業のランキングは以下の通りです。

1位:アリババ(4219億3500万ドル)

2位:テンセント(4140億8400万ドル)

3位:ジントン(496億8100万ドル)

4位:メイトゥアン・ディエンピン(470億2900万ドル)

5位:ネットイーズ(335億4200万ドル)

6位:バイドゥ(331億3,600万ドル)

【出所:Yahooファイナンス

 

英国に本社を構える国際的市場調査会社であるユーロモニター・インターナショナルのデータによると、電子たばこメーカーの「RELX悦刻」(深セン霧芯科技有限公司)の電子たばこブランドが中国市場に占める割合が44%に達し、2位から10位の合計を上回っています。

「RELX悦刻」の共同ファウンダーである蒋竜氏によれば、獲得した融資額でも他社を大きくリードしており、市場シェアのランキング2位から10位までの総額を10倍にした規模に相当するとしています。

一方、電子たばこは近年で販売実績を最も伸ばしている消費財の一つであり、中国におけるクローズドタンクシステム(カプセルシステム)の電子たばこの市場は年平均で対前年比65%の伸張を示していることが、前出のユーロモニター・インターナショナルの調べにより明らかになっています。

なお、「RELX悦刻」は8月18日、「2019新品発表および提携パートナー面会イベント」で、「RELX ME APP」と「スマートタバコ」、および「顔認識自動販売機」の3つジャンルで新商品を発表しています。モバイルインターネットにスマートハードウェア、新小売を加えた新たな消費スタイルの追求を事業コンセプトとしています。

【出所:DoNews】

 

拼多多(ピンドゥォードゥォー)はディスプレイメーカー大手の「兆馳股份(Shenzhen MTC)」との提携合意を受け、家電市場への進出を進めています。兆馳股份は、JVCケンウッド中国法人(JVCKENWOOD China Investment)の親会社です。

拼多多は現在、「新ブランド計画」を推進。8月18日に行われた同社のセールスイベントでは、65インチのスマートディスプレイを1,999元で、55インチの製品を1369元でそれぞれ販売しました。

同計画は、限定販売、オーダーメイド、低価格を切り口として、委託製造工場が担うOEM生産を通して薄利多売の超人気アイテムを生みだすことがコンセプト。拼多多は当初、日用品ブランドでの商品開発を進めていっましたが、利幅が低いことから家電領域へのシフトを進めていると見られています。

【出所:界面新聞】

 

乳製品市場で消費のアップグレードが進んでいます。光明乳業は製品開発のピッチを上げ、このほど純正ジャージー種の牛から搾取した高品質ミルク「致優」をリリースしました。

英国女王の外孫(チャールズ皇太子の姉アン王女の息子)であるピーター・フィリップスをイメージキャラクターに据え、高級感をアピール。英国の純正ジャージー種の牛が世界の乳牛に占める比率がわずか1%というだけあって、「致優」の乳質は濃厚で優良、希少価値が高いものとなっています。

なお、光明乳業は、それまでの殺菌温度を85%から75%に下げるなどの技術改良を実現。中国では業界リーダーを担う存在で、牛乳市場のシェアではトップレベルにランクされています。

【出所:新乳業newdairy】

 

ハイセンスはこのほど「Hi Table」ソーシャルテレビS7シリーズの新製品を発表しました。

家族の団らんや仲間たちとの交流における新たなプラットフォームとしてテレビを位置づけ、大型ディスプレイを使ったソーシャルなレジャー体験を可能にしています。最大6人の動画チャットができるなど、“ながら見”が可能なミニシアターとしての機能を提供するなど、個性的なサービスを展開しています。

5G環境の普及を見据え、オンラインで友人をカラオケに誘うことができたり、AIフィットネス機能では自身の姿勢や動作を矯正したりすることができます。テレビにはカメラを配備し、“顔面偏差値”の測定や服のコーディネート、あるいはカロリー計測、ゴミ分類の指南といった機能も提供しています。そのほか、スマート設備の動態を交互にコントロールする機能も搭載。スマート空調やスマート冷蔵庫、カーテン等の操作を行ったり、手持ちのスマートフォンをリモコン代わりに利用でき、利用者は留守中の自宅の屋内をモニタリングすることも可能です。

なお、S7シリーズの価格は、55インチのフラッグシップ版「S7 E」が6,499元、スタンダード版「S7」が4,999元となっています。

【出所:Techweb】

 

「日本から素材を輸入しなければボールペンも作れない」と揶揄されていた中国の製造業に、近年イノベーションが続いています。

新中国の成立前は年間生産高が1万6000トンに過ぎなかった太原鋼鉄集団(以下、太鋼)の生産高は現在1,200万トンにまで増大、うち450万トンをステンレスで占めています。、うち450万トンをステンレスで占めています。

同社は2017年にボールペン用ステンレス部品を自主開発、それまで日本製品で独占されていた世界市場に風穴を空けたことで脚光を浴びました。

さらには「手で裂けるステンレス」も開発。これは幅600ミリ、厚さがA4用紙の4分の1に過ぎない0.02ミリというステンレス箔で、量産可能な世界唯一の企業として同社は存在感を示しています。なお、「手で裂けるステンレス」の応用範囲は広く、折りたたみディスプレイはもとより、軍需産業原発、航空宇宙産業の分野、あるいは自動車のエアバッグ等でも活用されています。

【出所:中国新聞網】