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撤退宣言から一転、上海高島屋が営業継続へ | Nanaco Geekly News 2019.08.28

2019/08/28

 

聴けば、見えてくる!7つの話題でお届けするチャイナ ギークリー インサイト微信公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。

 

8月25日で営業を停止する予定だった上海高島屋が23日、閉店を撤回すると宣言しました。上海高島屋は、不動産会社の支援、上海市および管轄区域の関係当局から協力が得られたことを清算中止の理由に挙げています。

閉店宣言を返上し、今後も継続して営業するという宣言は、テナントや消費者からは総じて好意的に受け止められています。

これを受けてネット評論サイト「新華毎日電訊評論」は、中国のリテール市場は依然としてポテンシャルが大きく、良好な商取引環境を背景に、上海が世界的にも魅力度が高い市場とみなされていると指摘しています。上海高島屋は2012年12月に開業。海外では3店目、中国では1号店という位置づけで本格的な日本型百貨店の実現を目指していましたが、競争激化や事業採算性の悪化で運営は好転せず、6月25日に撤退宣言を行っていました。

【出所:毎日経済新聞ほか】

 

会員制ウエアハウス量販店の「Costco」中国第一号店が8月27日、上海市の閔行区で開業しました。出足は好調で、訪れる顧客の車で店舗周囲は渋滞も目立ちました。

Costco」では、消費者は会員費を先払いし、初めて店内でショッピングができます。ゴールドカードは年会費が299元。公式の発表では、Costcoの非食品類の各種商品は価格が相場より30%から60%安く、食品類については10%から20%低い水準に抑えられています。

会員募集は7月1日からスタートしましたが、すでに関係者の予測を上回り、数万人の規模に達しています。

Costcoは2014年にアリババと提携しネットショップを開業。その運営経験にもとづいて、実店舗の立地も決めたとされます。

【出所:新聞晨報ほか】

 

「第3回中国無人小売大会と、2019上海国際無人監視小売展覧会」が8月21日から23日、上海国家会展中心で開催されました。

主催したのは中国百貨商業協会、中国百貨協会無人店業界分会、中国百貨協会セルフ販売業界分会等の機関です。スマート小売技術を扱うハードウェア・ソフトウェア双方のプロパイダーが集まり、小売のスマート化を実現する新技術や、モデル転換に向けた新たなトレンドをアピールしました。

とりわけ脚光を浴びていたのが、無人監視小売デバイスやそれに関わる周辺技術と製品、サプライチェーンサービス、フィンテック、決済サービス等で、多くの業界関係者や投資機関から熱い視線が注がれていました。

【出所:人民網ほか】

 

このほど開催された「2019中国国際スマート産業博覧会」で長安汽車とテンセントが初めて「微信車載版」を公開しました。

微信車載版」では、運転環境の中でもハンドフリーで未読メッセージの閲覧、送信、音声通話が可能になる機能を標準で備えています。双方向音声通信を採用し、ハンドルでキー操作を行う方式をこれに結びつけました。

テンセントは、微信車載版を搭載したモデルの量産が実現し、2019年中にリリースを予定していることを明らかにしています。

【出所:テンセントデジタルほか】

 

ファーウェイは韓国のアイウェアメーカーである「ジェントルモンスター」と共に公式発表を行い、「Eyewearスマートメガネを9月13日に正式販売を開始することを明らかにしました。価格は2499人民元。数量限定の先行販売がすでに21日から始まっています。

「Eyewear」はサングラス2モデルと光学眼鏡3モデルの計5種。外観のデザインは 「ジェントルモンスター」が担当し、スタイリッシュなメガネを日常的に着用したいと望むニーズに応えました。

Eyewearは接続ポートやボタンは備えておらず、着信時にメガネを2回軽くたたくと電話に出たり、通信を切断したり、あるいは音楽の再生と停止を切り替えたりできます。

さらに、Eyewearを取り外して顔から離すと音楽の再生を自動的に止めることができます。

なお、Eyewearは非接触式のNFC無線充電技術を備えてるほか、一回の充電で2時間半の通話または音楽の再生ができるようになっています。

【出所:Pingwestほか】

 

「シャオミモール」(小米商城)がこのほどシャオミミージャ―(小米米家)の新製品、液晶小型ボードをリリースしました。10インチと13.5インチの2モデルがあり、小売価格は10インチが49元、13.5インチが99元です。

この小型ボードのデザインはシンプルな白を基調としており、ビジネス用途はもとより、家庭では伝言ボードや子どもの落書きツールとして活用することができます。

筆跡が鮮明に表示されるほか、本体の背面はABS樹脂とフィレット設計が採用され、携帯が便利で、エコロジーへの配慮も施されています。

インク・トナーやブルーライト、有害な光線とは無縁で、長時間使用しても眼が疲れにくいなどの特長があります。消費電力も少なく、描いたものを1日100回消去を繰り返しても、ボタン電池1個で365日の使用が可能です。

【出所:インターネット中国ほか】

 

パネル製造メーカーであるBOEテクノロジー・グループ(京東方科技集団)が、アップルとの提携を見据え、OLEDディスプレイの生産に意欲を見せています。アップルが2020年にリリースを予定するiPhoneの新モデル3機種でOLEDディスプレイの採用が想定されていることを受け、これまで部品供給でサムスン電子を始めとする韓国メーカーが担ってきた地位を争奪しようとしています。ファーウェイやアップル向けにフレキシブルOLEDディスプレイも生産しており、アップルは将来的にこれを製品に採用することを見据え、そのテストを進めています。

BOEテクノロジーはこれまでもMacBookiPadにディスプレイを提供してきましたが、コスト面への配慮からOLEDの採用は見送っていました。

【出所:威鋒網ほか】