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コストコが上海2号店を計画、大盛況の背景に“代理購入” | Nanaco Geekly News 2019.09.04

2019/09/04

 

聴けば、見えてくる!7つの話題でお届けするチャイナ ギークリー インサイト微信公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。

 

メンバーシップ制ウェアハウス・クラブのコストコが上海2号店を2020年末から21年初めにも開業する計画です。コストコのリチャード・ガランティ最高財務責任者CFO)が「毎日経済新聞」の独占インタビューで明らかにしました。欧米と異なる消費習慣を持つ中国の消費者層にメンバーシップ制(会費299元)というスタイルが果たして普及していくのか、今後の動向に関心が集まっています。一方、ウォルマートより少ないSKU、全体で14%程度という低い粗利率、高い賃貸料等も同ブランドが多店舗展開をしていくうえでのハードルとして指摘されています。

コストコ上海1号店が開業した8月27日は、多くの買い物客が殺到し、レジは2時間待ち、駐車場は3時間待ちというほどの盛況を見せ、コストコは急遽、午後の営業を取りやめる措置をとりました。人気が集中したのは鶏肉や茅台マオタイ酒)などの商品で、早くも“代理購入(代購)”と呼ばれる投機的売買が一般的になっています。

なお、コストコ側は営業2日目の28日から売場内の客数を2000人以内までとしたほか、SMSやアプリによるメッセージを通して会員に売り場状況を通知するなどの対策を講じています。

[出所:36クリプトン 2019-09-02ほか]

 

「俳優の顔を自分の顔に差し替え、SNSなどに投稿できる」アプリ、“ZAO”が8月30日にリリースし、アップルストアの無料アプリランキングでトップに躍り出ました。その後、アプリのプライバシーポリシー内容の問題点を指摘する声が高まると、同アプリへの評価はたちまち下落、9月3日時点のスコアは2.0になっています。

ネット上で問題視されたのが、「(ユーザーの写真を)メーカーに無償で永続的に提供する」とした同アプリの利用規約です。“ZAO”側はこの一文を削除し法律法規に基づいた厳格な運用を行う声明を行いましたが、不安を喚起する記事も後を絶ちません。“ZAO”は「アプリの改善目的で利用する場合」以外の目的で写真を利用する場合は、事前にユーザーに同意を求めるとものとしています。

なお、“ZAO”を開発、運営したのは長沙深度融合網絡科技有限公司(Changsha Shenduronghe Network Technology)で、同社の関連会社にはマッチングアプリの開発などで知られるMomo(陌陌)です。ただし、同社は“ZAO”との関係については公式には触れていないのが現状です。

[出所:武漢晩報 2019-09-02ほか]

 

微信(ウィチャット、WeChat)の“交通カード”機能が利用できる都市数が間もなく200に達しようとしています。8月からは重慶厦門鄭州ウルムチ等の都市で新ユーザーに向けたキャンペーンが行われており、利用者の増加に加速がつきそうです。

“交通カード”機能の使い方は簡単で、ユーザーは地下鉄やバス等の公共交通を利用する際、微信の「本人」メニューにある“カード&特典”から「交通カード」を選んで“乗車コード”を表示させます。それを駅の改札口やバスに設置してあるスキャナーにかざせば、相応の乗車料金がウォレットから引き落とされ、速やかに入札または乗車ができます。

現在実施されているキャンペーンでは、初めてWeChat Payを使って交通機関を利用するユーザーに対して乗車割引券を支給しています。関連記事では、キャンペーン割引が適用された場合の乗車料金は1分(0.15円)に過ぎないと報じられています。

[出所:光明網 2019-09-02ほか]

 

シャオミは8月29日、北京小米科技園で行われた新製品発表会で、Redmiシリーズとして初のスマートテレビ製品となる「Redmi(紅米)TV70」を発表しました。

「RedmiTV70」は、70インチのモニターを備えた4K解像度スマートテレビで、シャオミが6年間かけて蓄積したテレビ製造のノウハウを体現したものです。

「RedmiTV70」のセールスポイントは高いコストパフォーマンスで、価格は3,799元と、70インチのテレビでは初めて4,000元を割り込みました。9月10日からの発売開始を予定しており、予約料金の100元を支払うと、購入時に500元の割引が得られるキャンペーンを実施しています。

「RedmiTV70」では、Patchwallと呼ばれるシャオミが独自に開発をしたパネル形式のインターフェイスが使われています。一方、AIも搭載され、ユーザーがテレビを付けるとお気に入りのコンテンツ候補が画面に表示されるようになっています。動画プラットフォームも多くサポートしており、「愛奇芸」「Youku(優酷)」「騰訊視頻」「芒果TV」はもとより、「bilibili」「PPTV聚体育」等のサービスを利用することができます。

【出所:万緯家電網 2019-08-29ほか】

 

9月はスマートフォンの新機種発表が立て続けに行われます。「栄耀20S」の製品発表が9月4日晩に武漢で行われるのを皮切りに、5日には「realme Q」、ファーウェイ「暢享10 Plus」(於・西安)、Nubia「紅魔3S」(於・上海)が、10日には「OPPO Reno 2」の製品発表会(於・上海)がそれぞれ予定されています。OPPOの新機種「OPPO Reno2」はオフィシャルサイトですでに予約受け付けが開始しており、12日の販売開始が見込まれています。

そのほか、9月16日には「vivo Nex 3」、26日には「一加 7Tシリーズ」の製品発表が予告されており、、月末までに「シャオミ9S 5G」も披露されるのではないかとの予測もあります。

なお、最も脚光を浴びているのがアップルとファーウェイの動向で、アップルは北京時間9月11日の深夜1時に「iPhone 11」を、ファーウェイは19日に(於:ミュンヘン)「Mate30」シリーズをそれぞれ発表する予定です。

[出所:泡泡網 2019-09-02ほか]

 

中国企業聯合会、中国企業家協会は9月1日、共同で「2019中国企業500強リスト」を発表しました。国営企業が上位を占め、中国石油化工集団有限公司が営業収入2兆7427億元(2018年、40兆5398億円)でトップにランクしました。一方、民間企業のトップは15位の華為技術(ファーウェイ)で、営業収入は7,212億元(2018年、10兆6621億円)でした。

500強に入った企業数を地域別に見ると、北京が100、広東が57、山東が50、江蘇が48となっており、4つの省と市だけで過半数を超える255社に達したほか、営業収入でも500強企業の営業収入総計の66%を占めました。

なお、山東省の企業で上位100社にランク入りしたのは5社のみだったほか、上位50位に入った青島市の企業はわずか4社と、東営、濱州等の都市にも及びませんでした。

[出所:毎日経済新聞 2019-09-02ほか]

 

康師傅が発表した「2019年上半期決算」によると、営業収入は304億9500億元と1.62%の減少を見ましたが、浄利益は前年同期比で15.05%増の15億300万元でした。即席麺が好調で、営業収入は115億4400万元、前年比3.68%の増加率を示しました。総売上に対して37.85%を占めています。

即席麺の売上増を牽引したのがハイエンド商品です。18年末にリリースしたプレミアム商品「速達麺館」もその一つで、同製品の単価は20元を超えています。同社が中国の即席麺市場の販売数全体に占めるシェアは43%、売上高全体に占めるシェアは47%ですが、高級麺市場では7割近くを確保しています。

なお、即席麺市場は、近年、フードデリバリーの攻勢を受けて売上高が減少していましたが、2017年には底を打ち、消費が上向いていました。

[出所:精華食報 2019-08-28ほか]