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次世代ハイテク技術が結集 烏鎮で「インターネット大会」 | Nanaco Geekly News 2019.10.23

2019/10/23

 

聴けば、見えてくる!7つの話題でお届けするチャイナ ギークリー インサイト微信公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。

 

中国の国家級イベント「第6回世界インターネット大会」の一環として、「インターネットの光」博覧会が10月18日から22日まで、浙江省の烏鎮(ウージェン)で行われました。インターネット関連のグローバル企業等約600社が参加しました。

5G技術による遠隔操縦システムや8Kの高解像度放送、性別・身長・体重といった情報を元に“AI”がカスタマイズした牛乳、料理の値段を自動的に識別して顔認証で支払いが行えるレストラン等、イノベーティブなテクノロジーが披露されました。

一方、10月20日には「第6回世界インターネット大会」の開幕式が行われ、第5世代(5G)移動通信システムやAIなどをテーマにフォーラムが行われました。

[出所:湖南国際チャンネル 2019-10-21ほか]

 

路線での運行はもとより、故障時も自分で修理する。――そんな“無人列車”が10月17日、上海でラインオフし、2020年度中にも運行を開始する見込みです。

列車の完全な「全自動運行」が導入されるのは上海地下鉄18号線で、このほど中車株洲電力機車有限公司が最も高い自動化レベルである「GoA4(Grades of Automation)」を基準に設計しました。列車は自己点検を行った後、運行スケジュールに基づいて走行し、車庫への回収も人手を介しません。待機時には自動的に洗車するなどの操作も行うとしています。

上海地下鉄18号線は、6両編成で時速80キロの運行が想定されており、50組の車両が投入される予定です。

[出所:晨株洲 2019-10-21ほか]

 

阿里巴巴(アリババ、Alibaba)の100%子会社である地図アプリの「高徳地図(Autonavi)」は、累積ユーザーの数が7億を超えていることを明らかにしました。

今年の国慶節初日の10月1日には、1日当たりのアクティブユーザー数が1億1500万を超え、ライバルの「百度地図(Baidu)」に4000万以上の差をつけています。

一方、百度はスマート音声機能が売りで、10月1日晩の時点でユーザー数が3億を突破したことをアピールするなど、AI技術の活用に注力した発展を目指していると見られます。

地図アプリは現在、高徳と百度の一騎打ち状態。両者が2013年8月にナビゲーション機能を無料化したことで、競合アプリが次々と淘汰されていった経緯があります。

なお、高徳地図ではリン・チーリンが、百度地図では湯唯がそれぞれイメージキャラクターとして起用され、人気や知名度で双璧をなす美女がPRに登場していることでも注目されています。

[出所:未来商業進化論 2019-10-11ほか]

 

10月25日に中国で封切られる予定だった『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』が公開中止となりました。たしかな事情は明らかではありませんが、ブルース・リーの娘であるシャノン・リー(Shannon Lee)が作品のシーンを咎めたことも一因となっているのではないかと指摘されています。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』はハリウッドに関するストーリーで、時代背景は1969年。メジャーな銀幕スターの一人には“ブルース・リー”もいます。しかし、韓国系アメリカ人のマイク・モーが扮するリーは「傲慢なならず者」として描かれ、スタントマンを演ずるブラッド・ピットとに投げ飛ばされるシーンも登場します。

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は現在、世界各国で上映中で、最終的には9億米ドルの興行成績を収めるのではないかと予測されています。

[出所:観察者網 2019-10-19ほか]

 

2019年スマートフォンブランド人気ランキングがこのほど発表されました。高レビューを獲得したブランドを順位付けしたもので、89%という高レビュー率を獲得したvivoがトップ、2位はHonor、3位はOppoがランクされました。vivoはコストパフォーマンスやなめらかな操作性、カメラ機能等でライバルを寄せ付けませんでした。

なお、ファーウェイやシャオミがトップ3から漏れたほか、サムスンの存在感も薄くなっています。サムスンは、電池、コストパフォーマンス、システム等の方面で他ブランドに水を空けられ、高レビュー率は74%程度でした。

[出所:梧桐樹科技 2019-10-19]

 

宅配便の企業のオーダー1件あたりの収入を減少させていることがこのほど各社の経営報告書で明らかになりました。対前年比で申通は13.5%、圓通は7.93、順豊は11.32%と下降を見せ、年ごとにサービス単価が減少していることが明らかになりました。

こうしたなか、中通、圓通が配達費の値上げを発表しました。両社は人件費や運輸コストの上昇を理由としていますが、価格調整の開始日をネットショッピングの販促イベントである11月11日としたことで注目されています。

[出所:綜合北京商報、東方財富網等:2019-10-21ほか]

 

これまで市場規模が小さく、技術的な発展が緩やかだった電子書籍リーダーの世界で、続々と新製品が投入されています。中国が提唱する「全民読書」の政策も追い風になっています。

掌閲科技は10.3インチディスプレイのスマートブック「iReader SmartX」を、BOOXは「Note2」をそれぞれ発表し、予約販売の受け付けを開始しました。両製品は電子ブックや文書の閲覧以外に、手書き機能も利用して文字や描画データも保存できるなど、紙の代替品としての魅力を訴求しています。

そのほか、シャオミが電子ペーパー製品をすでに販売しているほか、10月23日にハイセンスが電子ペーパーディスプレイのみを採用したモノクロ表示スマートフォンA5を発表する予定です。

[出所:科技百匯 2019-10-21ほか]