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進撃の中国アニメ 「羅小黒戦記」人気で熱視線 | Nanaco Geekly News 2019.10.30

2019/10/30

 

聴けば、見えてくる!7つの話題でお届けするチャイナ ギークリー インサイト微信公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。

 

猫の妖精の冒険を描く中国アニメ『羅小黒(ロォーシャオヘイ)戦記』(ザ・レジェンド・オフ・ヘイ)がヒットを続け、話題になっています。9月7日に中国で上映を開始し、興行成績は3億人民元の大台を突破しました。

日本でも同作品のファンは少なくなく、9月20日から同月29日にかけて東京池袋のHUMAXシネマズで『白蛇:縁起』とともに同時上映されると、映画館は連日の大入りとなりました。中国国産映画が中国と並行して日本で上映されたのは初めてです。

ネットでは、ハリウッド映画のアベンジャーズ/エンドゲーム」が世界各国でヒットしながら日本で興行失敗に終わったことを引き合いに、アニメ大国でもある日本で『羅小黒戦記』が高い評価を受けたことを誇らしいものとする意見が多数を占めています。

なお、『羅小黒戦記』は、猫の妖精である主人公の羅小黒が人間によって森のすみかを破壊され、放浪の旅を通してさまざまな妖精や人間と出会うなかで成長していく物語で、マンガ家でアニメ作家のムートウ(木頭)が監督を務めました。魅力的なキャラクターづくりとストーリーに高い評価が与えられています。同映画は10月26日から京都の出町座でも公開されており、中国国産アニメの海外進出に道を切り開く大きなステップになる可能性があります。

中国では今年1月に、米国ワーナーと合作で制作した3D・CGアニメ映画の『ナーザの大暴れ/哪吒之魔童降世(Ne Zha)』が公開され、52億人民元という歴史的な興行収入を記録しました。

 [出所:娯楽産業2019-10-01ほか]

 

97の国内空港と15の国際空港との運航を開始した北京大興国際空港のほか、28の空港で民間機が初めて就航するなど、中国の航空路線をめぐるパラダイムが大きく変化しています。

新一線都市研究所はこのほど、都市間の航空便の数量に着目し、2015年から18年の間に生じた変化をレポートにまとめ発表しました。

レポートによると、最も便数が増加したのは「昆明―保山」で年間便数は4,796に達しています。続いて「深セン成都」が4,665、「広州―上海」が4,457、「蘭州―ウルムチ」が4,183、「海口―南昌」が3,753と続きます。

一方、便数を減らした航路としては、前年比で30便を減らし、年間96便のみという「大連―蘭州」のほか、「瀋陽―天津」と「済南―太原」路線がそれぞれ2015年から徐々に便を減らし、2017年には運航停止になった例があります。

[出所:新一線都市研究所 2019-10-26ほか]

 

人気フィットネスアプリの「Keep」はこのほど300人のプログラマーの解雇に踏み切りました。「Keep」側は、人材配置の最適化と組織効率のレベルアップが目的で、解雇者数は総従業員の10%から15%に過ぎないとしています。しかし、レイオフが発表されたのが中国で「プログラマーの日」とされる10月24日に当たったこともあり、ネットでは物議を醸すことになりました。

「Keep」は2014年に設立。フィットネスのトレーニングプログラムを提供する、モバイルフィットネスコミュニティーをコンセプトに独自のアプリを運営し、今年6月には、ユーザー登録数が2億に達しました。

一方で上海を拠点に「未来型スマートスポーツ生活体験館」をコンセプトとした実店舗も開設し、注目を集めています。

[出所:観察者網 2019-10-25ほか]

 

「韵達エクスプレス(YUNDA Express)」が10月25日、「タイムリーな商品配達」や高品質なサービスをうたう「YUNDA スペシャルエクスプレス」をリリースしました。中継地点、営業拠点で優先的な配送を保証する規定を設け、いち早い配達を可能にしました。

一方、「順豊同城急送」は法人化を通して独立したサービスのブランド化を図っているほか、「Vipshop(唯品会)」傘下の駿エクスプレス(駿快逓)を買収するのではないか、との推測も報じられています。

そのほか、生鮮食品のジャンルにフォーカスした電子商取引を展開する叮鼕買菜(ディンドンマイツァイ)が10月15日に「上海柿柿順物流」を設立したほか、22日には「中通エクスプレス」が航空物流に参入するなど、物流業界をめぐる動向は激しさを増しています。

 

「QuestMobile」(北京貴士信息科技有限公司)が発表した「2019モバイルインターネット全景生態レポート」によると、19年8月時点での電子商取引大手のGMV、総流通総額は、タオバオがトップで6億9100万、続いてピンドードー(拼多多)が4億2900万、京東が3億1300万と続きました。

とくに目を引いたのはピンドードーの躍進で、タオバオが2か月間の増加数が746万だったのに対して、ピンドードーはその4.7倍に相当する3,532万人を一気に上乗せしました。販売商品のコストパフォーマンスの高さなどが消費者に歓迎されたことが大きいと見られます。同社は依然として赤字経営を続けていますが、今年2月には10億ドルを調達、その後9月には転換社債でさらに10億ドルの融資を取り付けるなど、積極的な投資に弾みをつけています。

 [出所:科技先鋒官 2019-10-21ほか]

 

微信支付」は10月25日、微信で友だち登録をしていない相手にも送金が可能になる新機能を追加しました。微信とひもづけされている携帯番号を入力するだけで支払いができるようになっています。

同機能を有効にするには、送金する側、受領する側の双方が「ウォレットの設定画面で機能を有効にしておく必要があります。入力間違いによる送金トラブルを避けるために、振り込みが完了するまでタイムラグを設けることも可能です。

これまで、微信支付で振り込みを行うには、双方が「友だち登録を行うか、提示したQRコードの読み取り操作が必要でしたが、安全性へのリスクを指摘する声もありました。

 [出所:e科技観潮2019-10-26ほか]

 

ハイセンスがモノクロディスプレイの“ブックリーダースマホ”「A5」の購入予約を受け付けています。カラーディスプレイさえ備えない“新製品”に対して、ネットでの評価は分れています。

「A5」は5.84インチディスプレイ、バックライト付きリーダー」でAndroid9.0を搭載。スペックはCPUがSnapdragon439、内蔵メモリが4ギガで、バッテリーは4,000ミリアンペアアワー、フロントカメラは500万画素、バックカメラは1,300万画素となっています。

価格はストレージ容量が32ギガメモリのモデルが1,199元、64ギガのモデルが1,499元と、エントリーモデル程度のスペックから見ると“割高”感を指摘する声が少なくありません。一方、ハイセンスは、S9318のハイファイチップを搭載していることや、支払った料金のキックバックキャンペーン、1年間の電子ブックプラットフォームの利用サービス等で魅力を訴求しています。

なお、料金キックバックのキャンペーンは、1日30分、300ページの読書を180日続けることが条件で、クリアできる読書家は少数に限られるのではないかという意見が多数を占めています。

 [出所:数説未来科技城2019-10-26ほか]