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上海輸入博で登場した新型ロボット スピンサーブもお手の物 | Nanaco Geekly News 2019.11.06

2019/11/06

 

聴けば、見えてくる!7つの話題でお届けするチャイナ ギークリー インサイト微信公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。

 

「第2回中国国際輸入博覧会(CIIE)」が11月5日、上海国家会展中心(国家エキシビションコンベンションセンター)で開催し、ユニークな新型ロボットの登場が話題になっています。

スマート設備の展示会場で特に注目を浴びたのはスイスのABBグループが出展した、AIゴミ分類ソリューションです。このソリューションでは、ロボット、コンピューター、センサーを結びつけた、ニューラルネットワーク技術を通して、ヒトの脳と同様にゴミの分類や選別を行います。

一方、日本のオムロンは前回に続き卓球ロボット「フォルフェウス」を出展しました。今回出展した新型では、Webカメラ、センサー、コントロールシャフト、インテリジェントアルゴリズムすべてに渡ってアップグレードが行われ、トップスピンやアンダースピンを繰り出すことができます。専門的な卓球のトレーニングマシンとしての道も切り開いています。

なお、オムロンは卓球ロボットのほか、スマート有機栽培のソリューションも展示しています。

 【出所:界面新聞ほか 2019-11-04】

 

 

中国工業情報化部は10月31日、中国移動(チャイナモバイル)、中国聯通(チャイナユニコム)、中国電信(チャイナテレコム)、中国鉄塔 (China Tower)とともに、5Gの正式な商用化を宣言しました。

中国移動の「智享セット」と名付けられた5Gのセットプランには個人向けとファミリー向けの2つがあり、個人向けは30GBが128元、300GBが598元、ファミリー向けは30GBが169元、300GBが869元と、それぞれデータ通信量によって異なる料金が設定されています。

中国聯通や中国電信も同様に、データ通信量を30Gから300GBまでのレンジに分け、それぞれ129元から599元まで数種の料金プランを設けています。

5Gの商用化はすでに韓国、米国等で行われていますが、料金が高値に設定されていることが普及のハードルとなっています。

 【出所:環球網ほか 2019-10-31 】

 

 

11月11日に予定されているセールスイベント、「双11」(ダブルイレブン)を目前に控え、ネットモール大手各社がさまざまなキャンペーンを打ち出しています。

地方都市のマーケットを重視する京東(ジントン)が価格重視の方針をとるのに対して、蘇寧は強みある分野における品質体験のアップグレードで魅力を訴求しています。

最大手のアリババは総流通総額(GMV)を目標にしていたこれまでの路線から転換を図り、社会貢献を通した価値の創出を目指しているきらいがあります。

11月1日には天猫(Tモール)で中古品の下取りキャンペーンを繰り広げたほか、宅配ボックスのツァイニャオが物流会社との連携で11月20日を全国ダンボール回収日と設定し、ゴミの分別廃棄とリサイクル利用を呼びかけています。このエコロジー活動に「双11」期間中に少なくとも5,000万人が参加する予定です。

 【出所:駆動中国ほか 2019-11-04】

 

 

児童にスマートヘッドバンドを装着させて授業を行う教育方針をめぐって、ネットでは議論が起きています。

物議を醸しているのは浙江省にある小学校の授業風景を写した一枚の写真で、児童たちはBrain Co(強脳科技)のスマートヘッドバンドを装着しています。スマートヘッドバンドはもともと脳波ニューロフィードバック訓練による認知能力の向上を意図して製作された測定器具。使用者の脳波の収集や集中力を表すデータの追跡を行い、これらを数値化することで、教育効果も期待できるとされています。

しかし、児童が授業に集中しているかを検測し、データが教師のスマートフォンに送られることに対して、ネットでは行き過ぎた児童の監視やプライバシーの侵害につながるのではないかと否定的な意見が少なくありません。まるで孫悟空の頭にはめられた「緊箍児(きんこじ)」ではないかと揶揄もされています。

これに対して、Brain Co(強脳科技)は、EU一般データ保護規則に基づき、ユーザーのプライバシーは尊重され、保護されており、これらの製品が使用者の考えや行為をコントロールすることはできないと弁明しています。

 【出所:新浪科技科技ほか 2019-11-04】

 

 

百度とサンロクゼロセキュリティーは10月29日、相次いで「盗撮探知」ソリューションをリリースしました。マイクロカメラによる盗撮対策をコンセプトとしたもので、百度は「プライバシー保護プロ版アプリ」を、360セキュリティーは「盗撮探知」機能をそれぞれ市場に送り込みました。LAN内の設備を通して、ホテル等の場所で、察知しづらいカメラを、ワンプッシュで探知できることをコンセプトにしています。

ただ、プライバシー保護のうえで大きな一歩を踏み出したと評価される一方で、教育面から啓蒙に着手しなければ根本的な問題解決にはならないという意見も多く、物議を醸しています。

【出所:新浪科技ほか 2019-11-04】

 

米国のマーケティング調査団体「Sensor Tower」が 10月下旬に発表した2019年第3四半期のスマホアプリ番付によると、バイトダンスのTikTokが総合で2位、iOSで1位にランクされました。

総合ランキングでは、トップをWhatsAppに譲ったものの、インストール数は1億7600万回を超え、Messengerを上回りました。以下、4位はFacebook、5位はInstagramの順でした。

なお、iOSでのインストール数のランキングは、TikTokを筆頭に、YouTubeInstagram、WhatsApp、Google Mapsの順序でした。

 【出所:白鯨出海 ほか 2019-11-04】

 

 

TikTokの親会社でもあるバイトダンスが傘下に収めたスマートフォンブランドの新製品、、「Nut Pro 3」(堅果 Pro 3)が10月31日にリリースしました。製品の開発に当たったのはスマーティザンテクノロジーのチームで、同社はバイトダンスによって買収されたものの、新製品は本来の路線のコンセプトを引き継いだものと報じられています。

6.39 インチの水滴型ノッチを採用し、カメラは4800万画素標準、1300万画素の超広角、800万画素の2倍望遠、500万画素のマクロという4つで構成され、フロントカメラも2000万画素と高解像度のものを採用しています。

とりわけ動画撮影の機能が充実し、手振れ防止、画像加工の共有や写真の輪郭補正と言った機能も搭載しています。同じタイムライン上に2つのアングルで同時撮影を可能にするなど、動画ブログの利用者への配慮も見られています。

一方、OSとして採用した「Smartisan OS 7.0」では、聴力障害者をユーザーに想定した配慮も施され、音声と文字の相互変換機能や、4つのアプリを同時に起動できるマルチウィンドウ等、便利なインターフェースを実現しています。モデルは3種あり、価格は最安モデルが内蔵メモリ8G、ストレージ128GBというスペックで2899元です。

ただ、高機能、多機能に注目が集まるものの、カリスマ的な存在だったスマーティザンテクノロジーの羅永浩氏が同ブランドと縁がなくなったことで、ネットでは新製品がオリジナリティーの面で事欠くという厳しい指摘もあります。

 【出所:中関村在線 ほか 2019-10-31】