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「996」のハイテク業界に波乱 網易がネットで批判の矢面に | Nanaco Geekly News 2019.11.27

2019/11/27

 

聴けば、見えてくる!7つの話題でお届けするチャイナ ギークリー インサイト微信公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。

 

中国インターネット業界大手の「網易」(ネットイース)の元従業員が、就業中に不当な扱いを受け、強制的に離職させられたと告発し、物議を醸しています。

話題の渦中にある元従業員は、網易ではゲームのプラニングを担当。5年間勤務し、そつなく業務をこなしたものの、拡張性心筋症を患うや、会社から監視され、脅迫まがいな方法で離職を迫られたと経緯を説明しています。

これに対し、網易は、11月25日に正式な声明を発表し、元従業員の業績が合格ラインに達していなかったものの、補償金の支給についても十分な対応をしていたと説明。一方、管理職にあった者が職責を果たさず、元従業員の扱いに人情味にかけた面があったことを認め、元従業員やその家族に向けて遺憾の意を表明しています。

中国のインターネット業界等、ハイテク関連の企業では、いわゆる「996」(午前9時から午後9時まで週6日働く)と呼ばれる長時間の労働スタイルが常態化しており、業界各社の労働政策を問題視する報道も散見されています。

【出所:新頭殼newtalkほか 2019.11.25】

 

 

美団点評の第3四半期財務報告によると、デリバリー業務の売上収入は155億7,000万元で、取引額は1,119億元に達し、同期比40%の伸張を見ました。受注総数は前期比で38.1%増、25億件にのぼります。一方、資産総額が10月に一時、5,000億香港ドルを突破し、BATの一翼を担う「百度」を超えたことでも話題になりました。

美団点評が戦略の基礎に置いているのが、「フード+プラットフォーム」で、フードデリバリー業務で獲得した顧客をホテル、旅行の予約サービスにつなぎ、成長を続けています。関連報道では、同社が歯科や美容医療、体験消費等にもリソースを集中していることから、医療器械への参入の可能性も指摘されています。

【出所:電商在線 2019-11-21】

 

米国のニュース誌「タイム(TIME)」が選ぶ「2019年の発明品ベスト100(The 100 Best Inventions of 2019)」が現地時間の11月21日に発表され、FacebookVR製品や、アップルのAirPods Pro、医療現場向け新型ロボット「モキシー(Moxi)」などが選出され話題になっています。

中国からは、WALNUTTテクノロジー(胡桃科技)のスマート電動ボード「SPECTRA X」、睿魔智能のAIセルフ撮影機「OBSBOT Tail」の2製品「中国のシリコンバレー」、聯想の折り畳み式液晶ノートPC「ThinkPad X1」の3つが選出されました。

【出所:インターネット思想 2019-11-25】

 

 

アマゾン・ドット・コムは11月25日、中国のソーシャルECプラットフォームの「ピンドゥオドゥオ」(拼多多)に“ポップアップ”ストアを開設すると発表しました。11月の第4木曜日の「感謝祭」翌日に当たる「ブラックフライデー」に照準を合わせ、米中のEC大手がタッグを組んだかたちです。

「ピンドゥオドゥオ」のアプリにはすでにキャンペーン内容が明示され、海外製品約1000品が取り扱われています。アマゾン中国は、期間限定のポップストアを12月末まで営業を続けるとしています。

【出所:中国基金報告 2019-11-25】

 

「2019(第10回)重慶自動車消費節」が11月21日から24日まで、重慶国際博覧センターで開催し、ラグジュアリーカーや新型EC等の展示で話題になりました。

展示会場には“世界最速EVスーパーカー”のひとつと目される上海蔚来汽車(NextEV)の「NIO EP9」も登場。時速200キロに至るまでわずか7.1秒という驚異的な加速性に注目が集まりました。同車種は2016年10月12日にドイツのニュルブルクリンクサーキットの北コースを7分5秒12で走行し、同コースのEV最速記録を樹立したことで一躍名が知られることになりました。

そのほか、730万人民元ベントレーピカチュウのデザインをあつらえたBMW等のモデルにも熱視線が注がれました。

【出所:上遊新聞 2019-11-2】

 

 

ソーシャルアプリを展開する「陌陌(モモ)」はこのほど、見知らぬ人と交流ができるアプリ「Olaa」をリリースし、Google Playで提供を始めました。公式発表はないものの、iOS向けバージョンも11月末にはアップルストアで公開される見込みであることが一部メディアで報じられています。

「Olaa」がメインのターゲットとしているのは東南アジア市場で、アプリ関連の分析ツールを提供するアップアニー(App Annie)のデータによると、同アプリはすでにインドネシア、フィリピン、マカオルクセンブルグの4つの国と地域でリリースされています。

なお、「陌陌(モモ)」は今夏、ディープフェイクと呼ばれる人工知能(AI)を用いた動画合成技術をもとに、映画やテレビ番組に出演する俳優と自分の顔を差し替えられる“顔交換”アプリ、「ZAO」を公開。一時的に人気アプリとなりましたが、国内外のメディアからプライバシーポリシーに問題があるとの指摘を受けて以降はブームがすぐ下火になった経緯があります。

【出所:動点科技 2019-11-21】

 

中国校友会ネットがこのほど「大学等級番付」を発表しました。2019年における中国大学総合力ランキング等のデータを元に編纂したもので、中国本土、マカオ、香港、台湾の4地区の大学を8つの層に区分し、さらに一つの層を高ランクと低ランクに分けているのが特徴です。

同番付でトップクラスの高ランクに格付けされたのは北京大学清華大学香港大学台湾大学の4校で、ダブル・トップクラスの“最高学府”に分類されています。

そのほか、中国科学院大学、復旦大学中国人民大学浙江大学中国科学技術大学、国防科技大学が第一層の「8つ星」にランクインしました。

【出所:中国校友会網 2019-11-27】