[Geekly News新年・号外]CES2020で気を吐く中国ブランド
謹賀新年。年頭から盛り上がるハイテク関連の話題といえば米国ラスベガスで開催されている「CES 2000」(シーイーエス2020、Consumer Electric Show2020;1月7日~10日)です。4500以上の出展企業が一同に会す“世界最大の技術見本市”であり、今後のテクノロジーのトレンドを映し出すバロメーターとされています。貿易摩擦などを背景に出展が鈍ったとはいえ、中国企業の存在感は健在。脚光を浴びた7つのカテゴリーの製品をご紹介いたします。
★Nanaco入手方法
GEEKLY / EV
■バイトン
中国の新興EVメーカーであるバイトン(拜腾、BYTON)が「CES2020」の開幕に先立って発表したのが5人乗りの多目的スポーツ車(SUV)です。今年20年半ばにから南京市の工場で量産開始される見込みで、販売予定価格は4万5000ユーロ(約480万円)。
GEEKLY / 8Kテレビ
■ハイセンス
ハイセンス(海信、Hisense)は75インチのTriChroma Laser TV、Sonic Screen Laser をはじめとする、3種のレーザーテレビ新製品をリリース。優れた大画面視力保護と色彩表現力は折り紙付き。ちなみに、2019年のCMMデータによると、中国カラーテレビ市場のレーザーテレビ売り上げ総台数は107%の伸張を見ています。
GEEKLY / 5G
■TCL
TCLは5G対応の「TCL 10 5G Alcatel 3L」をやルーター製品、ペット追跡器等を発表。脚光を浴びた折りたたみスマートフォンのプロトタイプは、7.2インチ/2K解像度の有機ELディスプレイを搭載したもので、韓国サムスンの「Galaxy Fold」と同じように横折りタイプ。端末に4800万画素カメラを含む4カメラを搭載しています。
GEEKLY / 折り畳みスマホ
■OnePlus
韓国サムスンのGalaxy Fold、ファーウェイのMate X、モトローラのRazrに続けとばかり、ワンプラス(OnePlus、万普拉斯)も折り畳みスマホ「OnePlus Concept One」を発表。圧巻なのは、電気信号によって色が変わる特殊ガラスをカメラの上に配置していることです。カメラを使用しないときはレンズは隠れて見えない状態で、カメラアプリを開くと姿が現れます。
GEEKLY / スマートスピーカー
■ロヨル
曲面ディスプレー技術で知られるロヨル(柔宇科技、Royole)が展示したのは、円柱形状の全周を曲面ディスプレーで覆ったスマートスピーカー「Mirage Smart Speaker」と、手書きのメモやスケッチを簡単にデジタルデータ化できるスマートパッド「RoWrite 2」。全モデルから大きく“減量”を実現した「RoWrite2」は、中国では今年3月から、欧米日では4月からそれぞれ発売開始を予定。
GEEKLY / AI自動運転
■DIJ
DJI(大疆)内の専門チームを出自とするLivoxはL3 /L4レベルの自動運転が可能となるレーザーレーダー(LiDAR)センサー製品を展示しました。「Horizon(地平線)」「Tele-15」の二つのシリーズがあり、従来のLiDARユニットに比べ、わずかなコストで向上した検知性能を実現する革新的な走査方法を持ち前としています。
GEEKLY /デザイン家電
■ギャランツ
電子レンジの筆頭ブランドと目され、“国民的家電”との呼称もあるギャランツ(格蘭仕、Galanz)は、一方で冷蔵庫の分野でも存在感を高めています。レトロなデザインが目を引く「BCD-178F」は若者志向の製品。冷蔵室を冷凍室、変温室から独立させた循環システムにすることで、食材のニオイが他に移らないようにするなど、鮮度を保つ工夫も施されています。