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祝日と年中行事のまとめ[カレンダー付] ★10月は休日数で“明暗”分かれる!?

 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響を受けて、延期や中止の措置がとられるイベントが後をたちません。それでも変わることなく巡ってくるのが国定休暇(国民の祝日)と伝統行事、そして国際デー。この機会に2020年のカレンダーを再チェックしてみましょう。

帳尻合わせは済んだ!?

 

 

2020年も早、6分の1が過ぎてしまいました。とはいえ、一年のスタート地点をその都度設け、仕切り直しを図るのも悪いことではありません。上四半期の最後の月である3月でも同様です。そもそも現在使われている「グレゴリオ暦」がベースとしているユリウス暦とて、ローマ時代は3月が新年の最初の月だったのです。

 

 

念のためググってみますと、平年を355日とし、4年に1度だけ最終月の2月を29日とする閏年(366日)を設けたのがユリウス暦。一方、実際の太陽年が約365.2422年であるため、100で割り切れる年は365日(平年)、400で割り切れる年は366日(閏年)とそれぞれ定め、誤差をできるだけ小さくしたのがグレゴリオ暦だと説明されています。言ってみれば2月は“帳尻合わせ”の月であり、3月こそ心機一転してフレッシュなスタートを切る月だったと考えるのは決してナンセンスではないでしょう。

今月のイベントには何がある!?

 

 

さて、日本では、新型コロナウイルス対策で全国すべての公立小中高校が3月2日から休校になったほか、さまざまなイベントの中止や延期が発表され、まさに“非常事態”に突入した感があります。ビジネスイベントの予定についての報告も、いつの間にか不発の週が続くようになってしまいました。

 

それでも、毎年例外なく巡ってくるのが“国定休暇”です。日本では3月20日が「春分の日」で休暇になります。「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日です。あるいは季節や文化を背景とした伝統行事の日も原則的に不動です。本日3日は桃の節句でしたが、祝日扱いにはならなくても、毎年決まった日に巡ってくる伝統行事であるのは周知のとおりです。

 

 

さらに来週8日は世界婦人デー、3月14日はホワイトデーです。日本が発祥のホワイトデーが中国でもなじみのあるイベントとなったのは少々意外ですが、直近の記念日を上げるとざっとこんなところでしょうか。

日本のカレンダー、ここに注目!

 

 

今回のHeynanacoでは、中国の祝日カレンダーを用意する一方、日本の「国民の休日」や年中行事、それに一部、国際デーの情報についてもピックアップしてみました。

 

日本の「国民の祝日」は今年、東京五輪パラリンピックの開催日程の影響を受けて、祝日の名称が変更されたり、他の月にシフトしたりと、なにかと変則的な措置がとられています。いまさら説明は不要と言われるかも知れませんが、以下、留意点を挙げておきましょう。

 

[2020年カレンダーの留意点]

 

閏年に巡ってくるのが夏季オリンピックパラリンピックと米国大統領選。

 

偶数月のゾロ目の日(4月4日、6月6日、8月8日、10月10日、12月12日)がみな土曜日。

 

天皇誕生日」が2月にスライド。

 

「体育の日」が「スポーツの日」に名称変更。

 

2020年に限り、「海の日」(7月の第3月曜日)が7月23日(木)に、「スポーツの日」(10月第2月曜日)が7月24日(金)に、「山の日」(8月11日)が8月10日(月)にそれぞれ移動。

 

もともと祝日がない6月に加え、平成時代の「天皇誕生日」がなくなった12月、さらに10月が祝日ゼロの月に。祝日のない10月は57年ぶり。

中国の10月連休は8日間に

 

 

中国のカレンダーを見てみましょう。直近の祝日となると、ゾロ目に当たる4月4日の「清明節」ですね。「清明」とは「清浄明潔」という語を略した言葉で、1年を24に分ける「二十四節気」のうち、春分の次に巡ってくる節気を指します。春先の清らかな様子が伝わってきますが、6日(月)まで3連休が予定されています。

 

 

もっと長めの休暇が期待できるのが5月の労働節と10月の国慶節です。労働節は5月1日から5連休が、国慶節は10月1日から8連休がそれぞれ予定されています。国慶節の連休が通年より1日多いのは、10月1日が中秋節と重なったからです。

 

ただし、労働節の前後の4月26日(日)と5月9日(土)、国慶節の前後の9月27日(日)と10月10日(土)がそれぞれ代替出勤日に設定されていますので注意が必要です。

 

今年のカレンダー (2020年3月~21年3月)