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新卒生の就職、「新一線都市」志向が顕著に

 

BOSS直聘研究院が4月9日に発表した「新卒者春季求人トレンド報告」によると、春節後から3月末にかけての春季求人シーズンにおいて、活発に就職活動を行った2020年度の新卒生は2019年に比べて56%増加したことがわかりました。しかし、企業が採用した人数は22%減少し、人材市場における需供関係には大きな変化が生じており、2020年は買い手市場の下、新卒者は複雑かつ非常に厳しい状態に直面していると言えそうです。

 

 

中小零細企業による採用件数が少なくなる一方、サービス業に回復の目処が立たず、北京、上海、広州、深セン(一線都市)では新卒者に対する求人ニーズは最近3年間の調査で初めて減少を見ており、減少幅は3割に達しました。

 

 

一方、今年の春季採用シーズンで、新一線都市が呼び込んだ新卒生の比率は全体の38.5%に及び、前年19年同時期より上昇を見ており、一線都市を11.5ポイント上回りました。

 

なお、2020年における新卒生の平均初任給は5,838人民元で、19年の同時期に比べて4.1パーセント増えました。同時に同年における新卒者の希望給与額は高止まりを見せており、平均希望給与額が6,139元と、19年の水準より16.3パーセント増加しています。ただ、技術類のポストで給与額が新卒生の希望額に満たないケースが9割に上っています。

 

[出所:封面新聞 2020-04-09]