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GEEKLY |「CES 2019」で魅せた中国ハイテクパワー!

 

一説では通年ほどの熱気はなかったと言われている「CES2019」(家電見本市;1月8~11日)。たしかに会場となった米国ラスベガスの熱気を事細かく伝える報道は例年と比べると少なく、ミニブログ「微博(ウェイポー)」でもハッシュタグのキーワードは見かけませんでした。とはいえ、これから市場にどんどん導入されていく次世代のイノベーションが一堂に会する晴れ舞台。中国からは出展企業全体の4分の1を占める1210社が参加したといわれ、「メイド・イン・チャイナ」の底力を示すかたちとなったことが報じられています。

GEEKLY /  BAIDU

 

百度が今回のイベントで発表したのが「Apollo3.5」です。世界で初めてとなる自動運転による物流ソリューションで、新バージョンでは都市中心部や住宅エリアといった複雑な道路事情のなかでも自動運転を可能にした点で大きな突破口を見たようです。信号のない狭い道路での走行やテールゲーティング、そして対向車とのすれ違いといったシチュエーションにも対応した見事な走りを見せてくれそうです。

 

GEEKLY /  BrainCo

 

BrainCoの製品開発コンセプトは「ブレイン・マシン・インタフェース+」です。人工知能による義手「Brain Robotics」をはじめとした製品ラインナップで真骨頂を発揮していたと伝えられています。同社は世界でもトップクラスの脳科学の技術を有する企業で、社会の効率を高めるソリューションはもとより、特殊な境遇にある人たちに向けたユニークな製品開発を行っています「Focus賦思頭環」「Focus Fit 冥想頭環」等の製品で教育やスポーツの領域でも出色した存在感を示しており、脳波や意識の制御、意識のリモートコントロールに対する研究が見事に製品というかたちとなったといえそうです。

 

 

GEEKLY /  UBTECH

 

「UBTECH」(優必選)が前回に続けて出展した「Walker」は大きな進化を遂げていました。身長91.45センチの“人型ロボット”で、36に及ぶ高性能のサーボモーターを組み込んだ関節と力覚フィードバックシステムを搭載しているのだそうです。視覚、聴覚、さらには全方位を感知する空間知覚は卓越したものがあり「UBTECH」の説明では、スピーディーかつ安定した走行と敏捷で正確な動作が可能なのだそうです。家庭内やオフィスにおけるさまざまなシーンでサービスに従事できる実用型ロボットとして普及する日も近いかも知れませんね。

 

GEEKLY /  MEDIATEK

 

メディアテック(聯発科技/MediaTek.Inc)は家庭や企業のネットワークサービスで用いるスマートコネクション・チップセットを披露しました。これは次世代のWi-Fi技術である「Wi-Fi 6(802.11ax)」をサポートし、ワイヤレスアクセスポイント、ルーターゲートウェイや中継器といった製品につながるものです。全てのスマート住宅によりスピーディーで、高い信頼性を備えた接続を保証することで、周辺機器の性能アップにもつながるのです。

GEEKLY /  ALIBABA

 

BMWとアリババの提携は、CES2019のハイライトともなる事件のひとつといってよいでしょう。双方は任意の状況における自動車の「ヒューマン・コンピューター・インタラクション(HCI)」をいかに応用していくか共同研究することで手を携えていくと発表しています。「Tモール・ウイザード・インテリジェント・ボイス・アシスタント」と呼ばれる音声サポート機能がBMW7シリーズ、X5、および将来発売を予定している新8シリーズ等のフラッグシップ・モデルに搭載されることが予定されているそうです。

 

GEEKLY /  TCL

 

機先を制するかのようにTCLが発表したのが、最新のAIを搭載した8Kテレビです。「TCL X10 QLED 8K」や8シリーズ製品を含むフラッグシップモデルで、同社にとっても米国市場で初めて公開する最新8Kテレビです。TCL X10に搭載する「8K+QLED」や「Dolby Vision®」等の技術にも優位性が見られ、2Kから8Kへ、4Kから8Kへとそれぞれ変換させることで画質問題をクリアさせる同社独自のソリューションが話題になっていました。

 

GEEKLY / 紅 旗 

 

「紅旗」がイノベーション戦略を打ち出して1年が経過しました。地道ながらも着実な一連の変革を経過し、次第に顕著な成果を示すようになってきたのが昨今です。そしてついには面目を一新するほどの変身を遂げ面目躍如となったのがCES2019という晴れ舞台でした。「メイド・イン・チャイナ」の底力とポテンシャルはいかに?その将来を占うバロメーターといってよいのが、この五星紅旗ブランドの動向だと言っても過言ではないでしょう。