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北京卸売市場の集団感染受け大連で市民に注意勧告

 

中国・北京市政府が15日、新型コロナウイルスで発症した感染者が前日に36人確認されたと発表したことを受けて、北京市豊台区、西城区月壇街道、金融街街道、房山区長陽鎮、大興区林校路街道、高米店街道、西紅門(地区)鎮が域外新型コロナウィルス感染防止コントロール重点エリアに指定されました。

 

 そのうえで、大連市疾病予防コントロールセンターでは、感染拡大防止のための注意喚起として、以下のように市民に呼びかけています。

 

1.現在、大連市に居住し、かつ北京市の感染確認ルートに接触した可能性があり、とくに5月30日以降に北京新発地批発(卸売)市場、京深海鮮市場を訪れるか、もしくはこれらマーケットに関わる人たちと接触した場合は、自発的に大連市管轄の諮詢機関に連絡をとること。

 

2.不要不急の目的がなければ当分の間北京市に訪れないこと。

 

3.マスク着用、手洗い、ソーシャルディスタンス等、感染防止のための習慣を持ち続けること。

 

4.食べ物を摂取する際は生のものを避け、調理したものにすること。

 

5.発熱やせきなどの症状がでた場合、使い捨てマスクを着用し、速やかに問診を受け、診療を受けている間は公共交通機関の利用を避けること。

 

 

大连市疾病预防控制中心

2020年6月13日

【新型コロナ】リスク高エリア1、リスク中のエリア10が発表

 

微信公衆号「广州本地宝」が、6月14日の公開情報にもとづき、新型コロナウイルスの感染リスクが高いエリアについて、以下、最新情報を紹介しています。

 

●2020年6月14日15時

 

北京豊台区花郷→リスク高

 

豊台区太平橋街道、盧溝橋街道→リスク中

 

大興区高米店街道、西紅門鎮、林校路街道:リスク中

 

西城区金融街街道:リスク中

 

北京市豊台区西羅園街道、花郷地区、西城区月壇街道、房山区長陽鎮疫情風険等級:リスク中

 

 

以下のQRコードをスキャンすれば、中国全土の感染リスクをチェックできます。

 

 

 

 

全国疫情通報

 

6月14日0—24時、31の省(自治区直轄市)および新疆生産建設兵団による報告では、新たに確認された感染者は49人、そのうち省外からの流入したケースが四川4、重慶2、陝西2、上海1、福建1となっており、中国本土の感染者数は39人(北京36、河北3)、死亡者はゼロ、感染疑いが1人で、これは本土の事案(四川1案)。

 

 

当日に治療退院者は1人、濃厚接触による医学観察を解除したケースが392人、重症の感染者が1人増加。

 

 

国外から感染が持ち込まれたケースが92人(無症状感染)。現在、感染疑いが2人。感染確認がされた人が合計で1837人、治療して退院した人が1745人、死亡者はゼロ。

 

 

 

6月14日24時点で、31の省(自治区直轄市)と新疆生産建設兵団の報告によると、現在、感染確認者は177人(うち重症者が2人)、治療退院が合計で78370人、死亡者合計が4634人、感染確認者が合計83181人、現在、感染疑いが3人。濃厚接触者への追跡合計752978人で、なおも医学観察に置かれている濃厚接触者が3852人

 

 

31の省(自治区直轄市)と新疆生産建設兵団の報告では、無症状感染者は18人(国外からの流入11人)、当日に感染確認となったケースはゼロ。当日に医学観察を解除したのが9人(国外からの流入2人)、なおもお医学観察に置かれている無症状j感染者が112人(国外からの流入62人)。

 

 

香港マカオ台湾エリアで感染確認が報告された事例は1597人。そのうち香港特別行政区が1109人(退院1067、死亡4)、マカオ特別行政区45(退院45)、台湾エリア443(退院431、死亡7)。

 

【「ポスト・コロナ」時代はどうなる? 中国の“あるある”[Vol.8]| 今日のお題:美味しい水 &中国の豆知識】

 

【「ポスト・コロナ」時代はどうなる? 中国の“あるある”[Vol.8]| 今日のお題:美味しい水 &中国の豆知識】“新しい日常”は「ポスト・コロナ時代」の“新常態(ニューニュートラル)”として定着していくのでしょうか。それとも疫病が終息を迎えれば、何ごとも無かったかのように再び“古い日常”が戻ってくるのでしょうか―――。本連載では、外国人が時として違和感を持ちがちな中国の“あるある”をピックアップしながら、中国に関する「豆知識」を紹介していきます。

■北方の“水不足”は解決!?

 

 

前回取り上げた「空気」とともに人間の生存に不可欠な要素と言われるのが「水」です。人間の体重の約60%、大脳については約80%が水で占められていると言われます。

 

それゆえ、ドイツの「ノルデナウの水」 やフランスの 「ルルドの水」が実際に病まで治す“奇跡の水”であるかどうかという話しは別といたしましても、水が生命の源であり、生命を維持し、健康を保つうえで根本的な要素であることについて疑いをはさむ余地はないでしょう。

■「水が合わない」のが当たり前

 

 

大連は降水量が少なくても水不足に悩むことのない恵まれた環境にあるといえそうです。一方、慢性的に水不足の問題を抱えていた北京も、南水北調」(※。長江支流の漢江で取水し、湖北・河南省境の丹江口ダムに貯めた水を約1300キロの明渠、暗渠を通し、北京や天津に運ぶ)の巨大プロジェクトの実現で一応の解決を見ているものと思われます。

 

しかし、それでも多くの日本人にとって、中国の水は悩ましき問題です。たとえ、高度浄水処理がされた水が供給されていても、その水道水を直接飲むことはできません。必ず沸かして飲む必要があります。

■炊いたご飯が美味しくない

 

 

水はマグネシウムやカルシウムの含有量によって「軟水」と「硬水」に区別されます。60mg未満は「軟水(soft)」、60mg~120mgは「中硬水(moderately hard)」、120mg~180mgは「硬水」、181mgは)、181mgは「超硬水」(very hard)と呼ばれています。日本の水が軟水(硬度平均50mg~60mg)で、口当たりが良いとされているのはよく知られるところです。

 

一方、現在の数値は調べがつきませんでしたが、北京周辺の水は硬度360mgもあるバリバリの「硬水」です。苦味や重さなどクセがあり、お米を炊いてもおいしくない。炊いたときのニオイがきついのも一癖二癖もある硬水が元凶なのでしょうか。

 

ただし、「硬水」が総じて悪いというわけではありません。ミネラルの補給という点ではメリットもありそうです。中国の人の歯が日本人より丈夫そうに思えるのは水にも原因があるのではないでしょうか。

■保温ポットが普及しない!?

 

 

いまや水は買うものです。生活水準が高まって以来、さまざまなブランドと価格帯の飲料水がコンビニやスーパー等で販売されています。この点は日本も中国も共通していますが、異なるのは冷たい水に対するスタンスでしょうか。ファストフード店などでソフトドリンクをオーダーする際にも「氷抜き」をリクエストする人は珍しくないでしょう。また、上海等は別尾として、スーパーでロックアイスが売られているケースも地方ではまだまだ少ないのでっはないでしょうか。“氷文化”はまだ普及の途上にあるといえるかも知れません。

 

一方、味覚へのこだわりはそれほど厳しくなくても、健康への配慮から、繰り返し加熱される水は忌避する習慣が中国では浸透しているような印象を持ちます。ウォーターサーバーを利用する際でも、熱いお湯の注水口から使うのではなく、冷水口のものを加熱してから飲むというように手間をかけることを厭わない人も少なくありません。

 

そんなことも関係しているのでしょうか。中国の各家庭では、「電気ケトル」の使用頻度が高いのに対して、保温ポットはあまり歓迎されていない向きがあります。いずれにせよ「医食同源」ならぬ「医飲同源」を地で行っていると感じられます。

ローソンが旅順口区で盛大に開業セレモニー

 

大連羅森便利店有限公司(本部:大連市中山区、総経理:武知英樹、以下「大連ローソン大連」)は6月12日、大連市旅順口区に初となる店舗を開設しました。開店したのは旅順臨河街店と旅順康寧街店の2店舗で、当日は「旅順口区ショッピング祭り」の開幕を兼ねた盛大なオープニングセレモニーが新マート広場で催され、テープカットが行われました。

 

 

「2020大連ショッピング祭り・0411消費シーズン」の一環で催されるイベントということもあり、開業を祝うセレモニーには大連市や旅順口区から多数の来賓が参加。中国の伝統的な獅子舞のパフォーマンスが行われるなど機運を盛り上げていました。ローソン大連・総経理の武井氏は、「24時間365日間無休」「マチのほっとステーション」をコンセプトとしたローソンのブランド力と豊富な運営マネジメント経験をもとに、旅順口区でもフランチャイズ店を拡大していきたいとしています。大連LAWSONは4月末に200店舗を達成し、22年には300店舗に拡大する計画です

 

 

なお、12日に開店した康寧街店前では、キャンペーン商品や「福袋」の販売コーナーや、サンドイッチやおにぎりなどの試食スペース等が設けられ、賑わいを見せていました。開店記念セールスは14日まで行われます。

 

●旅順臨河街店遼寧省大連市旅順区旅河街25番25号

●旅順康寧街店遼寧省大連市旅順区康寧街1階16号1階12号

 

※ローソン大連によるプレスリリース資料を参考にHeynanaco編集部で編集。写真はすべてローソン大連が提供。

[Vol.7] 今日のお題:空気浄化&中国の豆知識|[連載]ポスト・コロナ時代はどうなる? 中国の“あるある”​

 

【[Vol.7] 今日のお題:空気浄化&中国の豆知識|[連載]ポスト・コロナ時代はどうなる? 中国の“あるある”】ここ数日、Nanacoが本拠地としている大連では、朝霧に覆われる日が続いています。沿岸都市ならではの気象現象ではありますが、まさか大気汚染が関係してるのではないかと気になりPM2.5の数値を調べてみましたが30台でした。まずまずといったところでしょうか。ちなみに上海の数値は70台でした。

PM2.5の話題はどこへ!?

 

 

ふと気づけばPM2.5について意識したのは久しぶりのことです。新型コロナウィルスの話題に席巻されてしまったせいもあって、PM2.5の数値が巷の話題になることは近頃ではほとんどなくなってしまいました。


実のところ、巣ごもり生活を余儀なくされた時期は特別だったとしても、中国各地における空気質は数年前と比べれば着実に改善してきているのでしょう。電気自動車の普及やクリーンエネルギーの採用、さらには非分解性プラスチック製品の使用禁止などの取り組みが数年後には大きな果実として実るのではないでしょうか。

 

海南省で10年後、燃料車の販売がゼロに

 

 

今朝12日付「時事速報」では、海南省が2030年にガソリン車の販売を終了するというニュースを報じていました。海南省では、大気汚染解消のために微小粒子状物質PM2.5の指数を30年までに一桁台に引き上げることを目標としているそうです。ここ数日の海口のPM2.5の数値は20程度であり、そこそこ良好な水準だと思われますが、さらなる高みを目指していくというわけです。そのため、新エネルギー車の購入を奨励しており、5月にはNPB購入者に対して1台につき1万件の補助を行うことも発表されています。

 

 

こう考えると、冬場にPM2.5の数値が3桁となるのが当たり前だった時代とは隔世の感があります。中国生活し始めてスギ花粉症の症状はなくなったものの鼻毛が伸びやすいとか、気管支を痛めやすいとか、女性であれば(北方に住む場合、)肌が荒れやすいなどと悩むのは序の口で、PM2.5は見えない敵として人間の生存に対する脅威として見なされていた気がします。上海でしたらピークは2012年から14年くらいだったでしょうか。PM2.5の数値が400台を記録した日は当たり一面が視界ゼロとなり、空気が焦げ臭く感じたのを記憶しています。

■「グリーン」への関心も高揚

 

 

さまざまな手段が講じられる空気のクリーン化対策。その一方で、きれいな空気を求める人びとの意識もかなり高まってきました。かつて内陸部で、緑化政策と称してハゲ山にペンキを塗るといった奇聞・珍聞が話題になったことがありましたが、いまでは庶民のレベルでも観葉植物に関心を持ち、家庭園芸を趣味にする人たちも目立ってきました。

 

でも、緑化に関心を持ち、空気をよりクリーンにしていこうと努めるのは喜ばしいことですが、でもどうか日本の鉄道文化には温かい目で見守ってほしいと思います。なぜなら、日本の鉄道にある“燃料車”は夢を運ぶ列車です。大気汚染対策のなかでSLだけは標的にしないでほしいというのが、多くの“鉄ちゃん”たちの願いなのではないでしょうか。(文:耕雲)

☆[中国の豆知識]☆

 

▶喫煙条例

上海:2017年3月に喫煙に関する条例が改正施行され、屋内や公共交通機関の内は全面禁煙、屋外でも学校や病院、競技場、公演会場、文化遺産などの公共施設付近では禁煙となった。喫煙室も撤去。違反者には罰金が科せられるようになっています。

 

▶乾燥対策

中国は北方地域では冬季のみならず空気の乾燥が見られる傾向があります。乾燥に弱い人は、季節にかかわらず、リップクリームやのど飴など、保湿対策用品を持参するとよいでしょう。