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「ノーモア“北京ビキニ”」トレンドに賛否両論 | Nanaco Geekly News 2019.07.10

2019/07/10

 

記事編集:高野耕雲@Nanaco

デザイン:柳華惠@Nanaco

 

聴けば、見えてくる!7つの話題でお届けするCHINA Geekly Insight。微信(ウェイシン)公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を音声でお届けいたします。(※過去の記事はNanacoアプリ「情報」コーナーでご覧になられます。)

 

炎天下の公園や広場で、シャツの裾を胸部分までたくし上げ、おなかを丸出しにした格好で涼む出で立ちは「非文明的」だとして、山東省の済南市政府は1日、関係機関に対して風紀の取り締まりを促す通知を行いました。天津や瀋陽など他都市にも同様の動きが広がっており、都市によっては公共の場所で上半身裸になったり、裸足になる行為をした者には50元から200元の罰金が科されることが規定されています。

腹部を露出する出で立ちは、海外メディアを通して“北京ビキニ”という呼称が浸透しており、ネットでもホットな話題となっています。「規制は公共マナーの向上につながる」とした肯定的な評価がある一方、「腹部を丸出しにしていたからと言って、それが民度の低さを示すものなのか?」といった疑問を提起する声も少なくありません。規制によって“自由”が取り締まられ、中国ならではの夏の“風物詩”が消失していくことに懸念を示すコメントもありました。

【出所:2019-07-08「udn Global」ほか】

 

捨てたいゴミを写真に撮り、アップロードするだけで分類方法を的確に指南――そんな機能を備えたツールが「アリペイ(支付宝)」と「WeChat(微信)」のミニプログラムとなってリリースされ、話題になっています。

「ゴミ分類」をテーマにしたミニプログラムは華東地区だけで60以上。2大アプリが繰り広げる“ミニプログラム”競争は、「上海市生活ゴミ管理条例」の施行を機に一段とヒートアップする様相を呈しています。

アリペイのミニプログラムである「ゴミ分別ガイド」は、4,000種のゴミが「ワンタップ」で検索可能。ペットボトルなどリサイクルが可能なゴミについては回収を予約するボタンまで設置されています。上海市内の5000以上のコミュニティをカバーしているといわれ、150万以上の上海市民がオンラインで「ゴミ販売」に当たることが可能です。一方、WeChatのミニプログラム「ゴミ分類ナビゲーター」では、ゴミの名称入力だけでなく、スマホで写真を撮ってこれをアップロードするだけで、ゴミ分類の結果が表示できるのが特長です。

【出所:2019-07-05「CNMOモバイル中国」ほか】

 

百度が3日に主催した「AI開発者大会」で、同社の李彦宏CEOがプレゼンテーション中に乱入した男から液体を掛けられた事件を受けて、同社はこのほどSNSの微博(ウェイボー)を通して声明を発表しました。声明では、公的人物がこのような被害に遭う事態は看過できないとして男の行為を厳しく批判。一方、「AIへの途上では予期せぬさまざまなことが起きるが、我々の決意は揺るがない」としています。

なお、この事件をめぐって、李CEOの名前と成語「紅顔禍水」(「美人は災いの元」という意味)の発音を掛けた「宏颜獲水」((彦)宏さんの面に水)という造語が拡散し、ホットなキーワードとなっています。

【出所:2019-07-04 鳳凰網科技】

 

家電メーカーのハイセンス(海信電器)は7月8日、大型テレビのハイエンドモデルとなる「U9E」を正式にリリースしました。世界初となる、液晶パネルを上下に重ね合わせた構造のモデルで、サイズは65インチ、価格は1万7999人民元(約28万4000円)。来年はさらに55インチと75インチのモデルの発表が予定されています。

今回のモデルでは、上層のパネルで繊細な色彩を再現する一方、下層のモノクロ表示パネルで精緻な調光を実現、高コントラストの表示などで優れた性能を発揮しています。とくに出色しているのは静態コントラストで、これまで液晶テレビの上限とされた1万というレベルから、15万へと大幅な向上を見ました。そのほか、ピーク輝度や色域カバー率、色彩精度といったHDR(ハイダイナミックレンジ)認証における重要な指標でもOLEDのレベルを上回っています。

【出所:2019-07-08 Techweb】

 

「美しい人ならより美しく、そうでない人でも美しく」―――そんな“美顔”加工機能が、アリババグループの運営するオンライン決済ツール「アリペイ」に加わりました。

同グループはSNSの微博(Weibo)で、同アプリの顔認証型決済システムでフィルター加工が行えるようにすることで、利用者の顔画像をより見栄えのよい状態でスクリーンに映し出すことができるとしています。

折しも、先月21日には小米(Xiaomi)が自撮りアプリを展開する美図(Meitu)とのコラボでスマートフォンの新機種「CCシリーズ」を発表したばかり。自撮りで“美しい自分”を表現したいというニーズに対応した新サービスが登場したとして、ネットで話題になっています。なお、SINAテクノロジーの調査によると、「顔認証で決済する際に写る自分の顔は美しくない」と考えている人が60%に達しました。

【出所:2019―07―04 TechCrunchほか】

 

フランスの時事系週刊誌「Le Point(ル・ポワン=観点=)」はこのほどファーウェイのファウンダーでCEOの任正非(レン・ツェンフェイ)氏を独占インタビューし、最新号で表紙写真とともに記事を掲載しました。記事では、ファーウェイが自主開発する独自OSである「Hongmeng(鴻蒙)」に関する同氏のコメントも紹介。多種デバイスへの応用を趣旨とし、「プリント基板、スイッチ、ルータースマートフォン、データセンターとも互換性」があることに触れられています。システムの処理遅延は5秒以下で、IoT(モノのインターネット)や自動運転への対応等、スマート社会の実現を見据えたOSであることが強調されています。

なお、OSの処理速度はアンドロイドよりも60%上回ることが見込まれています。

【出所:2019-07-06「渤海新聞」】

 

オンライン書店をコンセプトに事業展開してきたアマゾン中国が7月1日から紙書籍の直販を取りやめました。現在、同サイトで検索できる紙書籍は第三者の書店が扱う商品のみとなっています。

一方、アマゾン中国のウェブサイトに出店している第三者ネットショップに対するサービス提供は、7月18日に停止することがすでに発表されており、同社は今後、グローバルセリング(海外のアマゾンサイトへの商品出品・販売)、電子書籍キンドルkindle)」等に経営資源を集中していくと報じられています。アマゾン中国は6月11日、同社のグローバルセリングで扱う商品アイテム総数が2000万を突破したことを発表していました。

【出所:2019ー07月03日 快科技】