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北京でレコードショップめぐりを楽しもう

デジタル時代だからこそ、あえてアナログライフを。”

電子決済やオンラインショッピングなど、中国での生活は日本よりも急激にデジタル化の波が押し寄せています。しかし、そんな時代の流れに逆らうかのように、大都会北京の片隅でひっそりといくつかのレコード店が営業しているのをご存知でしょうか。

 

最近は音楽もMP3やストリーミング配信が主流となりつつありますが、レコードが持っているジャケットや漆黒の質感。針を盤に慎重にのせる再生前の儀式。ノイズが入った温かみのある音源……。中国や日本を問わず未だアナログに惹かれる人々も少なくありません。私たちは利便さと引き換えに何を失ったのか、レコードショップめぐりをしながらそれを確かめに行きませんか?

インディーズミュージック

 

 

こちらのレコード店は北京のドラムタワー内にあり、郭誠(Guo Cheng)と周寅(Zhou Yin)という2人の音楽マニアによって設立されました。ネット通販はしておらず、店舗販売のみという昔ながらのスタイルが各方面から評判を呼び、現在ではインディーズバンドのサイン会も開催されています。店舗スペースは広くありませんが、洋楽だけではなく中国レコードの品揃えも充実しています(80-200元)。

 

フルーティーショップ

 

 

フートンにある古い民家を活かしたような、レトロな雰囲気が漂うおしゃれな店舗です。生バンドの演奏スペースもあり、コーヒーやビールといったドリンクも頼めるので、どこからともなく音楽マニアが集まってきます。どちらかというとレコードショップといよりリサイクルショップに近いノリで、古着やカバンも販売しています。ただ、ジャンルの充実ぶりは相当なもので、ジャズやフォーク、ロックやクラシックなど約10000枚が偏りなく幅広く揃っています(40~200元)。

 

666 ロックショップ

 

 

ただいまの北京で最先端を走るロックショップといっても過言ではありません。ロックといえば反体制の象徴ですから、こういう方針の店は貴重です。CDやレコードのジャンルはパンクとメタルにやや偏りが見られますが、それ系のTシャツやステッカー、アクセサリーも非常に充実しています。ここに来ててっぺんからつま先まで買い揃えれば、中国でそれなりにイカすバンドを結成することも可能かも?

 

Li-Piレコーズ

 

 

古き良き映画や音楽を愛する人はこちら。あのジョニーデップも足を運んだというショップには、世界各地から集めたあらゆるジャンルのレコードが揃っています。ヴィンテージもののプレイヤーも置かれていて、蓄音機から流れる店内ミュージックも素敵。ただのレコードショップではなく、中国国内のビートルズファンが集まる場所としても知られています。