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NGN | Nanaco Geekly News 2019.03.27

2017/03/27

 

MC: Shun Tanaka@Nanaco

デザイン:柳華惠@Nanaco

 

聴けば、見えてくる!7つの話題でお届けするCHINA Geekly Insight。微信公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。

杭州電子科技大学が学生の点呼にAIシステムを導入しました。教員が講義中にシステムを立ち上げるとランダムに出席確認コードが生成され、学生は自分の端末にそのコードを入力します。いわゆる“代弁”は不可能で、欠席している学生がいれば教員の代わりにAIが学生に出席を促す仕組みになっています。点呼にかかる時間はわずか15秒。出欠確認の時間が大幅に短縮しただけでなく、学生の講義出席率も前学期より7ポイント上昇したことが報じられています。

浙江工商大学の学生食堂が、「2万歩歩けば25%引きになる」という一風変わった割引サービスを始め、話題になっています。現在、中国では「全民健身」を旗印に教育現場でのスポーツへの取り組みを奨励しており、今回の施策も、学生がふだんから身体を動かすように習慣づけるための啓蒙と見られます。なお、歩数の計測には微信(WeChat)のミニアプリである「WeRun運動」が使われており、歩数によって学食で受けられる割引率も変わってきます。

 

ゲノム編集によって2018年12月19日に誕生したクンミング・ウルフドッグ(英:Kunming Wolfdog)で、名前は「昆勳(くんしゅん/kun1 xun1)」――中国初のクローン警察犬が現在、雲南省でトレーニング中です。「昆勳」の体細胞を提供した犬はもともと雲南省で功績を上げていた警察犬で、両者のDNAは99.9%以上の類似度を有しており、同一性関係も証明されています。

上から読んでも下から読んでもション・ペン・ション――。「くまモン」の中国語名が「熊本熊(ション・ペン・ション)」に決定しました。3月19日に北京で行われた“改名”発表会には中国メディア17社を含む多くの報道関係者が出席し、関心の高さが伺えます。日本で最も人気がある「ゆるキャラ」として知られる「くまモン」は、2011年に日本一の「ゆるキャラ」に輝きました。以来、中国では日本語の発音に合わせて「酷MA萌(Ku-Ma-Meng)」という呼称が使われていましたが、一方で第三者による商標登録が80件余りにも及んでいたことが明らかになっています。

運ばれた荷物を届け先に送達するまでの最終ハードルは、俗に「最後の1キロ」という言葉で形容されます。阿里巴巴(アリババ)傘下の物流会社で、スマート宅配ボックスを運営する菜鳥(ツァイニャオ)網絡(ワンロー)はこのほど、その「最後の1キロ」に対する最新のソリューションを発表しました。発表によると、今後はスマート宅配便ボックスから荷物を取り出すためにスマホを取り出す必要も、確認コードを入力する手間もなくなるとのことです。カメラが搭載されている同社のすべての宅配便ボックスで「顔認証システム」が利用できるようになるとしています。ただし、美容整形などによって使用者の容姿に大きな変化が生じた場合は、顔写真データの更新が必要です。

以前は地下鉄車内での飲食に寛容だったはずの中国も、各都市でさまざまな規制が講じられるようになってきました。ただ、規制レベルは都市によってまちまちで、西安では20元以上100元以下、厦門(アモイ)では最高200元の罰金がそれぞれ違反者に科されます。最も厳しいのが南京で、罰金額が582元以上に及ぶと報じられています。

5Gへの対応や折りたたみディスプレイを採用した新モデルを相次いで発表し、価格面でも強気なスタンスをとる国産スマホブランド。それに対して、iPhoneが値下げに踏み切ったことが注目されています。iPhone XRiPhone XSiPhone XSといった昨年のモデルが軒並み値崩れを起こしており、販売ルートによっては下げ幅が最大2,000元に及ぶこともあります。たとえばiPhone XS Maxを例にとると、同一店舗での価格が発売開始時期には9,599元(64G)だったのが7,999元まで値下がっていると報じられています。