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「生ごみ処理機」が注目検索ワードに | Nanaco Geekly News 2019.08.14

2019/08/14

 

聴けば、見えてくる!7つの話題でお届けするチャイナ ギークリー インサイト微信公衆号「HeyNanaco」では、毎週1回、中国のローカルメディアのニュースからピックアップしたギークリーな話題を7つ選び、音声と文字でお届けいたします。

 

キッチン家電のジャンルで「生ごみ処理器」がにわかに注目を集めています。家電ショップの目立つ場所に陳列されるほか、ECの「京東(ジントン)」で“生ゴミ処理器”を検索すると、該当する商品は2万近くに上ります。生ごみ処理器」は主なブランドで20程度。安いものは数百元ぐらいから、高価なものは7000~8000元とまばらですが、平均価格は3000元前後で2000元前後の製品に人気が集まっています。ここ数か月の売れ行きは際立っており、ECサイト「京東(JD.com)」による6月18日のセールイベントでは、前年比で10倍以上の実績を残しました。

著名メーカーの一社「永尓佳」の“残飯ごみ処理器”は、大型のゴミ箱のような形状。ケースの蓋を開け残飯を投げ込み蓋をすると微生物が残飯や果物の皮を6時間ほどで分解し、有機肥料に変えてしまいます。

生ごみ処理機は中国の一般家庭への普及率が0.1%にも及ばず、大きなポテンシャルが見込まれています。

【出所:家具専区網 2019-08-12】

 

ニュースアプリ「今日頭条」を運営するバイトダンス(字節跳動・ByteDance)はこのほど、Web版の検索エンジン、「頭条捜索(Toutiaoサーチ、https://m.toutiao.com/)をリリースしました。

検索エンジンのトップページはロゴと検索窓があるだけのシンプルなデザイン。検索窓をクリックすると検索履歴と推薦ワードが表示されます。検索結果の表示画面は総合、動画、ニュース、画像、音楽等のカテゴリーに分かれており、「今日頭条」や「抖音(TikTok)」、「微頭条」等のコンテンツが検索できます。

バイトダンスは昨今、検索エンジン事業に関する人材補強のために大々的な採用広告を提示したことで話題になっていました。   

【出所:泡泡網】

 

「小度(Xiaodu)」は8月12日、スマートスピーカー「Play」の発売を開始しました。価格は89元。一方で、129元の「Play青春版」の予約受付も始めています。「Play」は、ミニマリズムをコンセプトに、外形や輪郭をシンプルでなめらかな基調で仕上げています。サウンドホールボード上では「オプ・アート」の思考で作り出された音波の造型が際立ち、視覚的に躍動感をもたらしています。

仕様は1.75インチ、5Wブロードバンドのスピーカーユニットという構成で、中間周波数は鮮明かつソフト、一方、高周波でも精巧な音響効果を実現します。特筆すべきは、ユーザーが言葉でスピーカーの制御をできることです。「愛奇芸(AiQiYi)」の動画をテレビに投影することができるほか、スマート家具の操作ができる機能を備えています。

QQ音楽、環球音楽、喜馬拉雅FM、QingTingFM、懶人聴書など、コンテンツプラットフォームとして3000万余の有料な音声番組を提供しています。

【出所:快科技】

 

OPPO傘下のスマホメーカー「一加(OnePlus)」が 9月25日から30日の間に、同社としては初となるスマートテレビを販売する模様です。アンドロイドOSをベースにブルートゥース5.0をサポート。サイズは43、55、65、75インチの4種類があります。ブルートゥース関連の事業者団体である「Blutooth SIG」の認証情報によると、「一加」テレビはまず中国、米国、インドの市場をターゲットに投入されます。

「一加」の劉作虎CEOは昨年、これまでのスマートテレビがインターネットと統合した体験が生み出されていないと指摘していました。同氏は発売を予定する製品がスペック面でも競合製品に遜色がないと自信をのぞかせています。

【出所:鳳凰科技】

 

ファーウェイは8月9日、広東省の東莞で行った2019年度開発者大会で正式に自社OS「ハーモニー(鴻蒙)」OSを発表しました。今年中にリリースするスマートディスプレイ製品に「Ver1.0」が搭載されることが見込まれています。

未来志向のOSを標榜に開発された同OSは、マイクロカーネルの分布式アーキテクチャを採用。スマホタブレット、テレビ、インテリジェント自動車のほか、ウェラブルデバイスといった多くのエンドデバイスで搭載が可能なほか、これまでのシステムと比べセキュリティー面でも優れているのがメリットです。

【出所:極客公園】

 

滴滴出行(Didi Chuxing)がこのほど自動運転部門を独立させました。新たに発足した自動運転事業会社のCEOにはCTOの張波(Zhang Bo)氏が就任しています。

滴滴出行の自動運転部門は2016年に発足。高精度マップ、センシング、行為予測、ストロークと制御、インフラ及びシミュレーション、データ・アノテーション、問題診断、車両改装、クラウドコントロールとコネクティッドカー、道路調整、情報セキュリティー等、多くの専門チームが存在しています。人員規模は米中で200人を超えると言われています。

【出所:太平洋汽車網】

 

ドローン大手のDJI(大疆創新)が発起して毎年深センで実施している世界最大級のロボットコンテスト「RoboMaster(略称、ロボマス)の決勝戦が8月3日から11日まで行われ、東北大学が優勝しました。

この試合はロボット同士による「球」の撃ち合いで、攻撃ロボットやサポートロボットを駆使し、相手の基地ロボットを討ちに行くというもの。東北大学は決勝で上海交通大学と激突し、地上ロボットでの実力は互角でしたが、空中ロボットでの研究開発技術は相手を凌駕しました。前人未踏の戦術を駆使しながら試合を優位に進め、最後は3対1と快勝しました。

今年は世界中から177校の大学がエントリーし、7,000人以上の学生エンジニアが参加する各予選を勝ち抜いた32組が栄冠獲得を目指しました。

【出所:ShenZhenFan、界面新聞ほか】